平成19年3月定例会 3月6日ー02号

◆21番(堀嵜純一議員) 議長のお許しをいただきましたので、市民クラブを代表して、市長の施政方針と予算の大綱について要旨12項目にわたってお尋ねしてまいりたいと存じます。

 慣例に従い、一括して質問いたしますが、市民の方にも分かりやすいお答えをいただきますよう、よろしくお願いいたします。

 初めに、今年に入ってから宮崎県では、南からの春一番の風ならぬ東国原新知事が吹き起こした東風が吹いているとの報道が繰り返し画面や活字となって伝わってまいります。東国原知事の当選は、単なるタレント候補者への物珍しさだけではなく、県民に分かりやすく、庶民感覚で、かつ生き生きとした議論を求めていたことに対する知事マニフェストと有権者が求めていたものとが一致した結果ではないかと、私たち地方議員としても考えさせられるところがございました。

 このことから、我が半田市においても古い習慣にとらわれず、真に今を生きる市民の意見に耳を傾け、必要なこと、求められることに対する、そんな改革に取り組む榊原伊三市長の姿勢が、この平成19年度予算のどこに反映されているか、また市長として特に政策的に、これとこれは市長の特命事業であると指示されたのはどこに反映されているのか、全体を通して市長は予算編成に関してリーダーシップを発揮しているかを初めにお聞きいたします。

 続きまして、順次お聞きしてまいります。

 要旨、愛知県知事選挙結果を受けてに関して、何点か、本市の影響について質問いたします。

 32年ぶりに国の与・野党対決の構図で行われました、さきの愛知県知事選挙でありましたが、予想どおりの大激戦となり、僅差ではありましたが、県民は今後の4年間を現職である神田真秋知事にゆだねたことは御承知のとおりであります。この再選されました神田知事の結果を受け、以下の点についてお伺いいたします。

 その1、子供の医療費の無料化の拡大についてであります。

 まず、神田知事は、そのマニフェストにおける7つの政策の柱の1つ目に、安心できる健康・福祉社会づくりを挙げ、子供の医療費無料化の拡大として、平成20年度から通院は就学前まで、入院費は中学生まで無料化を拡大すると位置づけておられます。当選の際、このマニフェストは実現可能なものばかりである、県民すべてに必ず実行するとも言っておられます。

 新聞の記事によれば、大府市では新年度から入院費のみならず通院費についても中学生まで無料化を行うとのことであり、東海市においても県が行おうとする内容を前倒しで実施するとの内容で、平成19年度予算に小・中学生の入院費分を予算計上したとあり、隣接する阿久比町も新年度から中学生まで入院費について町が負担するとのことであります。本市の現状は、小学校入学前の児童まで通院、入院の費用を無料化しておりますが、半島内の市町の状況を鑑み、半田市として今後どのように考えているのか、お尋ねいたします。

 また、この神田知事が言っている入院費無料化について、通常の県の助成拡大策は往々にして地元市町村にも負担を求める内容が多いのですが、この施策の実現は全額を愛知県が負担することを前提としているのか、現時点の県の方針と併せて、半田市の今後に対する市長の所見についてお尋ねしてまいります。

 その2、35人学級について。

 また、神田知事はマニフェストの3つ目の柱「新しい時代を拓く人づくり」として、対立候補のマニフェスト、30人学級の実現、これに対抗したわけではないと思いますが、少人数学級拡充として、小学校の1、2年生と中学校の1年生において35人学級を実現するとも挙げています。

 そこで、宮池小学校や半田・乙川両中学校のマンモス校化が問題視されている本市の現状を踏まえて、本市では対応が可能なのか、また、この少人数学級を実行するのに必要となる教員の数や教室が足りるのか、足りないのであればどのように今後を見込み、どの程度の費用、対応、体制を検討しているのか、お伺いいたします。

 愛知県知事選挙結果を受けて、以上の2点について伺います。

 次に、本市の財政の見通しについて伺います。

 平成19年度の本市当初予算は、一般会計345億9,500万円、昨年の当初予算は321億2,300万円、前年比7.6%の東海市に次ぐ増額予算であります。市長は、本年の半田商工会議所の賀詞交歓会でも、その席上申しておられましたが、あちらこちらのあいさつの中で、半田市は今大変元気がよい、税収も20億円増収となっておるとおっしゃってみえます。おおむね、その増収額と一致する積極予算と判断をいたしております。景気の回復による法人税の増、セントレアや万博効果による民間需要の回復によることであれば大変喜ばしいことでありますが、その反面、後段にも触れますが、借金を増やすことでの予算規模の拡大ではないでしょうか。その内容についてお答えください。

 また、納税の義務について、この際伺いますが、国を守り、国民、市民の生活を支えるのが大切な税であります。納税があるからこそ、市民の安全で安心なまちづくりが推進されるのでありますが、現在の半田市において不納欠損前の公租滞納額はいかほどあるか、滞納処分の強化について市長の見解をお伺いいたします。

 市長は初の就任の際、選択と集中との内容について言及され、これからはバブルのころのようなあれもこれもという時代ではなく、あれかこれかと事業内容を精査した上で、真に必要な事業を集中して実施していく必要があるということを述べられました。今もその考え方をお持ちかどうか、お伺いいたします。

 また、これも市長がごあいさつの中でよく言われる全国住みよさランキング29位について、先人の御尽力、御努力のたまものと私たちも誇らしく思うところでありますが、排水対策や基盤整備に多額の費用が必要であったため、結果として新しく導入された財政健全性をあらわす指標、実質公債費比率の順位は全国の都市の中でも下位にあり、本市の予算規模から鑑み、940億円という借金の多い都市と見られるような状況にあります。また、昨年の全員協議会などでも説明がありましたが、土地開発公社についても、いわゆる塩漬けの土地、つまり公社からの借金を多く抱え、県に健全化計画を示し、計画的に債務を削減していく必要があるとのことでした。

 新庁舎建設やJR武豊線の高架事業、廃棄物処理施設の広域的な取り組みなど、必ず実施しなければならない事業も山積している中、行け行けどんどんと大決断をして号令をかけることも時には必要かもありませんが、近隣の動向なども注視し、こういう時期だからこそ、10年、20年先を展望しつつ、そして足元をよく見つめた上で、持続的発展を着実に進められるような市政運営が望まれる時期と考えます。近隣5市の市債残高と比較して、半田市の借金の減債、つまり返済に対してどのように考えておられるか、小さな市役所化を望む声もありますが、市長はどのようなお考えがあるか、お伺いいたします。

 次に、主要道路、半田常滑線及び神戸川整備事業について伺います。

 中部国際空港が開港して2年がたちました。海外へ出かけることも便利になり、空港関係者が半田市に住むようになり、人口も増え、半田市にとって喜ばしい状況であります。しかし、一方で、交通渋滞が慢性化しており、成岩方面においても朝夕の神戸川沿いの道はひどい状況にあります。我が半田市議会においても、平成16年6月に神戸川の災害防止及び周辺道路の一体的整備の促進に関する決議を行い、早期の改善を求めてきたところであります。その努力の積み重ねで、平成22年度には国道247号線の拡幅、名鉄の踏切除却事業、そして神戸川の拡幅事業が完了する見込みとなってきており、地域住民としては早期の実現を願っているところでございます。

 このような状況において、本年の1月23日、24日に地元説明会が突如開かれました。主催は愛知県でありましたが、半田市の職員も同席しており、近々行われる橋のかけかえ工事などの計画について住民に協力を求めるものでありました。空港関連道路の整備、そして神戸川拡幅事業は重要な事業であり、併せて交通渋滞の解消などは大きな課題でありますが、その一方で、工事期間中は地元住民に多大な御不自由と御迷惑をおかけすることにもなります。愛知県の工事ではありますが、半田市にも同様に説明責任があります。工事の計画や内容を速やかに、かつ詳細に説明していただき、住民や私たち住民の代表である議員の意見も取り入れてほしいものであります。計画を少しでも早期に進めるよう、県に要望していただくことはもちろんですが、議会に対しても協力を求めつつ、実施に至るプロセスをどのように考え、推進していくか、お考えをお聞かせください。

 次に、伝統文化、伝統芸能を次世代に継承するについて伺います。

 我が半田市は山車、蔵、新美南吉に象徴されますよう、活力と豊かさ、そして文学と自然あふれるまちであります。特に、市内外の皆様にも誇れる伝統山車文化や無形民俗芸能が市内各所に受け継がれ、歴史ある文化都市としての高い評価を受けております。特に山車については、市内各所に31台の山車が保存され、本年10月にも5年に一度の第6回はんだ山車まつりが、市制70周年の大きな事業の一つとして鋭意準備が進められているところであります。前回の43万人に増しての観光客を集め、盛大に行われますことを、当市民クラブ各議員もそれぞれ祭り人の一員として大きく期待しているところであります。

 はんだ山車まつりが回を重ねることで、はんだ山車まつり保存会を中心として各山車組間の情報交換や、いい意味での競い合いが起こり、各地域では受け継がれてきた山車の保存や修復に努め、この有形・無形の伝統文化を次世代に継承する大きな目的に頑張っている状況であります。また、伝統芸能では、板山地区の獅子舞、成岩地区の大獅子小獅子、向山地区の神楽獅子と、地域独特の獅子舞が伝承されていますし、他の地域でも平地地区の馬駆けや新居地区の愛宕神社の奉納花火などが復活、伝承され、年々盛大に実施されています。今、私たち行政にかかわる者として、これらの伝統文化や伝統芸能を次世代に継承していくことが重要であり、意義あることと考えるものであります。

 現在、山車のある地域では、お年寄りから子供まで多数の皆様が参加され、この山車文化の継承に力を合わせていただいている状況でありますが、一方では、伝統芸能の後継者不足に悩んでいる地域も見られる状況であります。10月に山車まつりが開催される本年を弾みに、これらの伝統文化、伝統芸能をまちづくりの主要キーワードとして保存や伝承にますます力を入れるよう、市長みずからがかじを切っていただきたいと考えるものでございます。文化財保存伝承の修復等に係る市補助金の拡大など、伝統文化や伝統芸能の次世代への保存並びに継承についてどのようなお考えをお持ちか、また最後に山車会館建設について市長はどのようなお考えかをお伺いいたします。

 次に、後期高齢者医療制度について伺います。

 我が国の医療保険制度は、国民健康保険制度創設以来、国民皆保健のもと、地域住民の医療と健康の保持、増進に大きく貢献してまいりました。しかし、急速な高齢社会となり、国民医療費はますます伸びており、医療保険制度を将来にわたり持続可能としていくためには、医療保険制度の改革が必要となってきてまいりました。その中、政府・与党の医療改革協議会が取りまとめた医療制度改革大綱に基づく医療制度関係法案として、高齢者の医療の確保に関する法律が第114回の通常国会で可決され、平成18年6月21日に公布されました。同法案の成立により、昭和58年に導入されました老人保健制度が平成20年度に廃止となり、新たに都道府県を単位とし、全市町村が加入し、広域連合が運営をする、75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度が導入されることが決定されました。

 この新しい制度は、23年ぶりの改革であり、都道府県を単位とし、しかも年齢で加入者を区分する初めての医療制度であります。新たに創設される後期高齢者医療制度については、今後の高齢化社会に向けて持続可能な保険制度としての確立が急務であります。保険を持続させるためには、医療費の適正化を実現しなければなりません。この制度が後期高齢者や次世代を担っていく若い世代の新たな負担とならないか、当局の説明を求めます。

 次に、慢性的に起こっている衣浦大橋周辺の交通渋滞の緩和、解消についてお聞きいたします。

 先ほども述べましたが、一昨年の中部国際空港の開港と臨海地域への大手企業の進出等が相まって、半田市の東からの入り口であります衣浦大橋の慢性的な渋滞はすさまじいものがございます。これは今や亀崎地区のみならず、乙川地区北部の居住環境をも侵害しつつある状況であります。いろいろな解消策が考えられますが、昨年の2月に本市として県に解消策を要望したとお聞きいたしております。衣浦大橋周辺と国道247号線の渋滞対策について、具体的にどのような施策や方策を国や県に要望しているのか、構想についてお聞きいたします。

 この渋滞問題は亀崎の住民にとっては毎日のことであり、たまったものではありません。生活道路への流入もあり、住環境への影響は大きく、事故などのトラブルが心配をされるところでありますが、市はこの1年、国や県への陳情をどのように働きかけていたか、お聞きいたします。

 必要とあれば、地元議員を中心に大陳情団の状況も辞さない覚悟をしているとお聞きしておりますが、市長には、その市民の声を聞き取り、大きな政治力を発揮していただきたいと思いますが、お考えはいかがでしょうか。

 次に、半田市の観光について伺います。

 年間100万人の観光客を目指して観光行政に取り組む、半田市産業・観光振興計画にそのような記載があります。半田市には31台の山車、新美南吉の文学、赤レンガ建物や半田運河の産業遺跡、またミツカン酢や知多牛などの食文化など、多くの観光素材があります。そのほかにも、矢勝川のヒガンバナ、紺屋海道、小栗風葉や中埜半六邸など、いろいろな分野での散策ルートが考えられますし、観光協会も民営化され、ますます多岐にわたる事業を展開していただいております。それぞれのグループや組織が半田の観光の発展に力を注いでいてくれますが、現在の半田市への観光客数はいかほどでしょうか。

 また、半田市としては今後、観光行政に対してどのような熱の入れぐあいで取り組んでいくのか、年間観光客数をどのぐらいの目標と定めて新年度の関連事業を行うのか、お聞かせください。

 次に、環境問題について伺います。

 特に、日常のごみを取り巻く環境についてお聞きいたします。

 一昨年の4月に、議会の総意により議会内にごみ環境改善プロジェクトが設置されました。環境センター最終処分場のごみの仮置き状況を憂慮して始まったごみ環境改善プロジェクトは、短期的に実施すべき事項として、リユース、リデュース、リサイクルの、いわゆる3Rを実施することでのごみの減量及びプラスチック類の分別収集の実施、有価資源の回収方法の改善等を早急に行うよう、市に求めました。

 結果、昨年4月から市民に協力を求め、ごみステーションにおける収集体制を、燃やせるごみと燃やせないごみの2分別収集から、これにプラスチック類とペットボトルを加えた4分別収集に変更し、結果、平成18年度の可燃ごみは月平均18年度と比べ88%となり、1割以上のごみの減量ができました。また、不燃ごみは同様、一昨年に比べますと、まさに43%減量することができました。お聞きしますと、プラスチックの分別量は他市平均に比べると約2倍の資源収集がされているとお聞きしております。このことにより、燃やせるごみの収集量も減少し、解消したいクリーンセンター場内の仮置きごみも昨年の10月には回収を終えることとなりました。

 ごみの問題は、市民の日常生活の中においては不可欠であり、自治体が行わなければならない重要な課題であります。当時の危機的なときと同様、絶えず年一、二回は自治区を対象に、ごみの減量や資源の分別収集について継続して前年の実績報告も含め市民説明会を行い、皆さんに不断の協力を求めていく必要があると考えますが、いかがでしょうか。地球的グローバルに考えたとき、なぜ分別収集が必要なのか、半田市において行政メリットがこのように発生したなどを市民に説明し、さらなる協力を求めていく必要があると思いますが、市長の環境問題に対する御所見をお聞きいたします。

 この際、お聞きいたしますが、可燃ごみ袋がミシン目入りのものに最近変更されました。市民からは、使用しづらいとの声がよく聞かれます。どのような市民要望を受けて変更されたのか、利用する方の評価はいかがでしょうか。また、不燃物袋の作成やプラスチック専用袋の作成についてはいかがお考えか、この際お聞きをいたします。

 次に、教育問題について伺います。

 今日の社会において、いじめはなくならないのだろうかと、その問題の複雑さ、根の深さ、解決や対応の難しさに胸を痛める昨今であります。国においては、教育基本法の改正について議論をされておりますが、地域においての望みは、いい先生たちのもとで、子供たちが健やかに勉学にスポーツにいそしむ、そんな環境を作ってあげたい、ただそれだけの素朴な願いが難しい社会になってきております。毎日のように、青少年による凶悪事件が次々に報じられ、私自身も深い憤りと戸惑いを感じております。今の社会、これらの問題が起こったときに、初めに問われるのは学校に問題はなかったか、教育委員会に問題はなかったかであります。残念ながら、これは教育行政や組織が負っている宿命と責任でありますが、このことに萎縮せず、半田市の教育改革にずばっと切り込んでいただきたいと初めにエールを送って、質問に入ります。

 一昔前、子供たちはさまざまな体験の機会を日常の中から得られることができていました。兄弟や近所の幼い子を世話することにより、命の大切さや年長者としての自覚を養うことができました。高齢者からは道徳や宗教心を学び、家事をする母親からは我が子を育ててくれている慈愛を感じておりました。生活する社会の中で、あらゆるルールや物事を学び、吸収していたのではないかと思います。

 しかし、今の時代は、それぞれの家庭にはライフスタイルや社会の構造の変化等により、従来に比べて直接体験する機会を得ることが大変困難な時代になってきていると感じております。経済的には豊かになった生活のもとで、恵まれた生活環境や条件も与えられている今日、テレビや携帯電話などがはんらんする、直接また間接情報やゲームなどの仮想現実を遮断することは困難であると思いますが、大人たちは子供たちにさまざまな体験の機会を提供することはできると思います。本来、子供たちは、人間形成の基本である家庭での生活体験や、地域で伸び伸びと自発的な活動を行うことで能力や意欲を養い、生活態度を身につけ、これらの体験を通じて命の大切さ、心の大切さを学ぶのではないかと思うのであります。

 先日、沢田教育長から、同僚議員の竹内康夫議員が新任で受け持った初めての子供であったという話を聞くことから始まり、日曜日に子供らを率いて、お弁当を持ってサイクリングに行ったなどの話を聞く機会がありました。今の先生方と大きく時代が違いますが、教育の原点は同じであると考えています。荒れている学校があれば、みんなで考えていこうじゃありませんか。今の半田市の教育の現状と、持論でありますが、命の大切さ、心の大切さ、友達の大切さ、物の大切さ、すべてに対する大切さ教育の今後をお知らせください。

 次に、国歌・国旗問題について伺います。

 過日、東京都日野市の公立小学校の入学式で「君が代」のピアノ伴奏を拒否した女性教諭が、校長の職務命令は思想、良心の自由を侵害するもので憲法違反として、みずからの処分取り消しを求めた行政訴訟の上告審判決が27日、最高裁でありました。女性教諭は平成11年4月、入学式で校長から「君が代」のピアノ伴奏を指示されてきたが拒否、東京都教育委員会は地方公務員法違反に該当するとして戒告処分としたことを認めた判決でありました。

 半田市の今年の成人式でも、来賓の議員が国歌斉唱のとき着座したままで、起立を促されても従わず着席のままでありました。式次第といえども決まった決まりには従う、これが手本となる大人の責務です。私は、こうした自己思想の主張をあらゆる教育の場へ持ち込むことは不適切であると考えます。しわ寄せをこうむるのは敏感な子供たちであります。この国歌「君が代」・国旗「日の丸」問題について、教育委員会としても一定の考え方を示していくべきと考えますが、本市の現状はいかがでしょうか。

 次に、市立半田病院企業の運営に関してお聞きいたします。

 私たち議員は立場柄、半田病院を利用される方々からさまざまな意見をお聞きすることがあります。病院のサービスのことや、ドクターや看護師さんとの会話や対応のこと、退院後の転院先のこと、利用者や家族は病中病後のことでもあり、その不安な心中をお聞きすることがありますが、私たちが気がかりなのは現在の半田病院は患者さんたちから信頼されているのだろうか、ドクターの技術や評価が低下していないだろうかが気にかかるところであります。

 新年度の予算概要を見ると、経営基盤である入院患者数で3,200人の減少、外来患者数でいえば1万2,250人の減少で予算を立てています。反面、診療単価の向上で医業収益は増額している予算ですが、病院利用者の減少原因は何と分析をしているのでしょうか。

 それを的確に理解した上で、病院の経営を論じられた方がよいと考えますが、市長は、この点いかがお考えでしょうか。

 半田病院は一時期には赤字経営の改善が叫ばれ、人の配置や構造に手を加えられましたが、金銭的経営の健全化と、市民に親しまれ信頼される半田病院の構築とは一体とする中で半田病院企業経営をしていただきたいと考えますが、市長の考え方をお聞きいたします。

 最後になりますが、本年2月21日の中日新聞の「中日春秋」の一節を御紹介し、市長の考え方をお聞きいたします。

 記事の要旨は、ベルリンのオーケストラがある指揮者のもとで練習をしていたとき、バイオリンが突如、それまでと違う美しい音色で鳴り始めました。指揮者の方を眺めましたが、指揮ぶりは変わっていない。でも、すぐに気がついたこと、練習場に偉大なる名指揮者フルトベングラーが入室し、その姿を見てオーケストラの音色が変わったのだとあります。榊原伊三市長は、半田市1,400人余の職員の指揮者でありますが、現在の半田市職員の音色は市長のタクトに合わせてどのような和音を奏でているのでしょうか。

 昨日も、市職員、それも前市長直属の職員の逮捕という残念きわまる事件が報じられました。最後に、市長の市職員に対する市長哲学をお聞きし、市民クラブを代表しての質問を終わります。

 以上であります。

          (拍手・降壇)

○議長(杉江義明議員) しばらく休憩いたします。

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             午前10時55分 休憩

             午前11時06分 再開

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○議長(杉江義明議員) 会議を再開します。

◎市長(榊原伊三君) 市民クラブを代表しての堀嵜議員の御質問にお答えをいたします。

 最初に、改革に取り組む姿勢が平成19年度の予算のどこに反映されているかということについてでありますが、予算編成に当たりましては、常に住民福祉の向上と安心安全なまちづくりを念頭に、限られた財源の中で事業の優先度、緊急度を勘案し、策定いたしております。19年度は、特に計画的に土地開発公社の長期保有土地の買い戻しを進めるなど、長年の懸案事業の解決に取り組む内容となっております。

 次に、政策的に指示した特命事項についてでございますが、特に美しいまちづくりを基本に指示しており、事業実施に当たっては、常に知恵を絞り、内容を精査し、真に必要な事業に取り組むよう指示しているところであります。

 また、予算編成に際してのリーダーシップの発揮についてでありますが、地方自治体の長として、市民の皆様の信頼と期待にこたえられるよう、限られた財源の中で、事業の優先度、緊急度を勘案し、住みやすく、魅力あるまちづくりに向けて予算を編成しておりますので、よろしくお願いをいたします。

 要旨2の1点目、子供の医療費の無料化の拡大についてお答えをいたします。

 少子化社会にあって、子育て支援は重要な施策であり、子供の医療費助成についても必要な施策であると考えております。半田市はゼロ歳児から小学校就学までの医療費助成を実施しており、4歳児から就学前児童にいては市単独で助成をしていますが、こうした重要な社会福祉施策は広域的に実施していくことが望ましいと考えております。その点において、愛知県知事が子供医療費の拡大を平成20年度に実施すると明言されたことは、適切な政策決定であると高く評価をいたしております。現時点での県の制度の詳細は示されておりませんが、今後、助成の対象範囲や所得制限の有無、助成の負担割合などの内容を迅速に把握し、検討を行った上で、平成20年度には県実施に併せて、半田市としても助成の拡大など新たな子供の医療費の助成制度を実施していく考えであります。

 要旨2の愛知県の政策に対しのうち、35人学級についてお答えをいたします。

 神田知事が掲げる35人学級につきましては、平成20年度に小学2年生、平成21年度に中学1年生への拡大が予想されます。平成20年度に小学2年生へ拡大された場合、7校において学級増を見込んでおりますが、特別教室を普通教室に転用することで教室の確保は可能であります。宮池小学校につきましては、平成21年度に教室不足が予想されますので、増築を予定しており、5,700万円程度を見込んでおります。中学校1年生への拡大では、すべての中学校で学級増となりますが、亀崎中学校を省く4中学校においては、小学校と同様、転用を行うことで教室の確保は可能と考えております。亀崎中学校では、平成23年度に教室不足が予想されますので、増築での対応をした場合、その費用を7,000万円程度と見込んでおります。

 また、教員につきましては、学級増となった分、不足となりますが、教員確保は愛知県が対応することとなりますので、よろしくお願いをいたします。

 続きまして、予算の内容についてお答えをいたします。

 まず、歳入では、税源移譲や定率減税の廃止などの税制改正による個人市民税の増や、企業収益の改善による法人税の増、一般廃棄物最終処分場建設のための市債によって、前年度と比較して大幅に増額となっております。歳出におきましても、長年の懸案事項であります土地開発公社の長期保有土地の削減を早期に解決するため、健全経営化計画を前倒しして実施していく予算となっております。これらにより、過去最大の予算規模となっておりますが、税収の好調なこの時期に長年の懸案事項を一つずつ整理していきたいと考えております。

 次に、借金を増やすことでの積極予算ではないかについてお答えをいたします。

 地方債の発行につきましては、本市の実質公債費比率の高さを是正すべく、債務縮小のため、極力市債の発行を抑制する方針で予算編成を行っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 次に、市税の滞納額と滞納処分の強化についてでありますが、市の歳入の根幹をなす市税の確保を図っていくことは財源確保及び市政運営の上で重要であると認識をいたしております。市税の不納欠損前の滞納額につきましては、決算見込みから滞納額を算定いたしますと、国民健康保険を含む市税全体で約43億2,000万円の見込みであります。また、昨年9月から委嘱をいたしております市税等徴収アドバイザーからの指導、助言を受ける中、不動産を主体とした差し押さえを実施しており、その件数につきましては昨年と比べますと倍増となっております。さらに、預貯金や給与などの差し押さえの対象を拡大していく予定であります。今後も、差し押さえを始めとした滞納処分を強化し、税の公平性、公正性の確保のため断固たる姿勢で臨む所存であります。

 次に、私の市長就任時のあれかこれかの事業選択の考え方が変わっていないかについてでありますが、本市の財政は市民の皆様や企業による市税収入によって支えられております。この税収をいかに有効に活用し、また時代に合った施策を行っていくことが行政に求められる永遠の課題であると考えております。このことは、税収の増減にかかわらず、常に考えていかなければならないことであり、今後も緊急性、必要性の高い事業を優先し、知恵を絞り、事業内容を精査し、真に必要な事業を実施すべく、予算編成を行っていかなければならないと考えております。

 続きまして、本市の借金の返済に対しての対応についてお答えをいたします。

 半田市は実質公債費比率に象徴されるように、多額の債務がございます。平成19年度の予算では、先ほど御説明いたしました土地開発公社の長期保有土地の買い戻しを行い、公社への債務を減少させる予算となっております。また、市債残高につきましても、平成17年度末では土地開発公社を含め942億円でございましたが、平成19年度末では898億円となる見込みであります。今後、大型事業が控える中、本市全体の事業費の財源への影響を考慮し、市債の発行を抑制するなどで、さらに市債残高の減少に努めてまいりたいと考えております。

 次に、小さな市役所化を望む考えもあるがとのお尋ねでございますが、国では簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律や、競争の導入による公共サービスの改善に関する法律が成立、施行されており、簡素で効率的な政府の実現を目指しております。地方公共団体においても同様に、簡素で効率的な市役所とすべく、行政改革をさらに推進していかなければなりません。本市においても、なお一層行政改革の推進に努め、簡素で効率的な市政運営に努めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。

 次に、要旨4点目の、半田常滑線及び神戸川整備についての計画の早期実現を県に要望するのはもちろん、議会に対しても協力を求め、実施に至るプロセスをどのように考え、推進していくかについてお答えをいたします。

 半田常滑線及び神戸川整備事業は、議会の皆さん方の御協力をいただく中、平成22年度の完成を目標に、愛知県が事業主体となって鋭意事業を進めているところであります。今後、事業の進捗により地元の皆さんには多大な御迷惑をおかけすることになりますが、よりよいまちづくりのための事業でございますので、御協力のほどよろしくお願いを申し上げるものでございます。

 また、地元説明会の開催は無論のこと、議会や地元の皆様へは情報の素早い提供や共有化を図り、おくれのないよう努めてまいります。

 なお、地元の皆様等の御意見や御要望につきましても、愛知県に申し入れ、対応してまいりたいと考えております。半田常滑線の整備、国道247号踏切除却、神戸川整備の3事業が早期完成するよう、議会の御協力をいただく中、愛知県へも引き続き強く要請してまいりますので、よろしくお願いをいたします。

 次に、要旨5の伝統文化、伝統芸能の次世代への継承についてお答えをいたします。

 半田市には全国に誇れる31台の山車がございます。この山車は、各地区の山車組や保存会等の祭りを愛してやまない人々の手によって脈々と受け継がれてきたものであり、この伝統文化を次世代に継承していくため、御尽力をいただいております関係の皆様には厚く感謝をいたしております。

 また、本市には無形文化財として国の指定を始め、県や市の指定を受けている保存団体が6団体ございます。御指摘のとおり、その中には後継者不足で継承に苦慮し、不安を抱えている団体もあるように伺っております。そのため、本市といたしましても、小学校の総合学習等の時間に子供たちが伝統芸能を鑑賞、体験することができるような機会を作っていただけるよう、各保存会に積極的に働きかけてまいります。それに加えまして、19年度は愛知県の新規事業に、小・中学校での伝統的な民俗芸能を鑑賞、体感することができる出前民俗芸能教室開催の計画がございますので、積極的に推進してまいります。次代を担う子供たちにふるさとを愛する心をはぐくみ、ふるさとを知ることによって、自分たちのまちの伝統文化、伝統芸能に興味を持つことができ、かかわっていくことが、次世代への継承に結びつけていけるものではないかと考えております。

 また、文化財保存、伝承、修復の拡大などについてお答えをいたします。

 文化財の保存、修理、修復には多額な費用がかかる中、各保存団体には伝統と誇りを持って適切に保存、管理をしていただき、感謝をいたしております。

 各種の保存事業に対しましては、半田市文化財保存事業費補助金交付要綱に基づき、毎年、申請希望のある保存団体と、必要性、緊急性等を十分考慮し決定いたしており、現状での補助金を維持したいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。

 次に、山車会館建設についてお答えをいたします。

 山車のまちを自認する半田市にとりまして、山車会館建設は長年の懸案事項であると認識をいたしております。申し上げるまでもなく、山車会館建設は、まとまった土地と、建設のための財源確保が必要となります。先進の例を見ますと、山車会館の敷地は、駐車場などを含めておおむね3,000平方メートル程度、建物の建設費は約10億円以上を要しております。本市におきましても、建設場所や財源の確保の見通しが立っていない現時点では、直ちに建設することは困難な状況でありますが、先進地の情報収集を行い、皆さん方の御意見を伺う中で、できるだけ早い時期に構想の取りまとめを行っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

 次に、後期高齢者医療制度についてお答えをいたします。

 超高齢社会を迎え、年々増加する後期高齢者の医療費を持続的に支えていくための制度が、この医療制度であります。現行の老人保健制度では、医療費全体を公費5割、国民健康保険や被用者保険などの拠出金で5割を負担しております。これまでの制度では、増加する高齢者医療費を現役世代により負わせることとなり、少子化社会では維持困難であるとし、新たに後期高齢者医療制度を新設することになりました。新制度では、全体の5割を公費で負担し、各保険者からは4割を負担し、残る1割を75歳以上の高齢者から保険料として徴収をいたします。この点では、若い世代への負担の増加を抑えて、後期高齢者の皆さんには所得に応じて保険料の負担をお願いすることで、持続可能な制度を整えようとするものであります。

 こうした制度も、医療費の適正がなされて成り立つものであり、そのため平成20年4月から生活習慣病の予防対策として特定健診、保健指導が保険者に義務づけられました。半田市においては、若い世代から高齢者まで、いつまでも元気で健康にいられるよう、予防医療・保健に重点を置いた事業を推進していくこととして、平成19年度に準備、検討をし、平成20年度から実施してまいりますので、よろしくお願いをいたします。

 次に、要旨7の衣浦大橋周辺の交通渋滞の緩和、解消についての1点目、衣浦大橋周辺と国道247号の渋滞対策について、具体的にどのような施策を国・県に要望しているか、構想についてお答えをいたします。

 衣浦大橋周辺は、御指摘のとおり、通勤車両や大型車両の交通量が増大し、慢性的な交通渋滞が早朝より発生しております。市民生活に多大な影響を与えております。こうした状況の中、衣浦大橋周辺の国道247号の道路渋滞の緩和、解消につきまして、亀崎町一丁目交差点の交差点改良、国道247号の4車線化、衣浦大橋の6車線化など3項目について、昨年2月10日に、衣浦大橋周辺渋滞対策について地元選出の県会議員の方々とともに愛知県に要望いたしております。

 愛知県においても、こうした事情を理解していただき、本年度には交通渋滞緩和・解消策の調査、検討を実施していただき、19年度には亀崎町一丁目交差点の右折レーンの設置の交差点改良事業を実施していただけることとなりました。また、抜本的な解消策として、衣浦大橋の6車線化、国道247号の4車線化につきましても、検討作業に入っているとのことでございます。

 次に、2点目の御質問、この1年間、県や国への陳情をどのように働きかけてきたか、また今後、陳情の規模を拡大し県や国に働きかけることだが、市長の考えはについてお答えをいたします。

 まず、この1年、国や県の働きかけにつきましては、8月、10月、11月には愛知県の知事始め、愛知県当局、また愛知県議会の建設委員会などにこれらの要望、陳情を行ってまいりました。また、国へはそれぞれ鉄道高架、あるいは港湾整備などの要望の際に、関係の国会議員、また国土交通省、財務省などに強く要望を行っており、おおむねの半田市は空港立地、あるいは企業の進出などで東西交通が大変になっておるということなど、御理解がいただけておるところでございます。かと申しまして、なかなか道路建設につながってまいりません。今後も引き続き要望活動を行い、早期に実現できるよう鋭意努力してまいりますので、議会の皆様方も御理解、御協力を賜りますようお願いを申し上げます。

 次に、要旨8点目の半田市の観光についてお答えをいたします。

 1点目の現在の半田市の観光客数についてでありますが、私どもが把握しているものを申し上げますと、平成18年の行事・イベント関係では、雛祭りなど蔵の街イベントで4万7,000人、春の山車まつりで市内10地区を合わせて11万2,000人、また赤レンガ建物及び紺屋海道イベントで1万6,000人、彼岸花イベントでは1万8,000人であります。これらに博物館酢の里を始め、市内の主要観光施設5か所の来場者41万1,000人を加えますと、およそ60万人となっております。

 2点目の観光行政に対してどのような熱の入れぐあいで取り組むかでありますが、半田市では昨年3月に半田市産業・観光振興計画を策定し、観光振興によるまちの活性化とにぎわいの創造を目指しております。既に御案内のとおり、蔵の街広場には本市が誘致した飲食店店舗がこの秋にオープンをいたします。半田の食文化を提供するとともに、特産品も販売され、新たな観光拠点施設として大いに期待するものであります。

 一方、昨年4月に民間移管された半田市観光協会により、観光資源を生かした多彩なイベントが開催されるようになりました。民間活力が発揮され、市民団体、ボランティアとともにとの連携の輪も広がってきております。本市といたしましても、観光協会を始め、関係団体との連携をさらに深める中で、それぞれの役割分担による観光振興を推し進め、まちの活性化とにぎわいの創造を図ってまいります。

 3点目の年間観光客数の目標と新年度の関連事業でありますが、平成19年は、さきに述べました昨年の年間観光客数約60万人に第6回はんだ山車まつりの観光客数を加え、100万人を超える観光客を目標にしたいと考えております。また、新年度事業では、観光案内サインを半田運河・蔵の街周辺や岩滑地区などに設置し、観光客の利便性向上と、歩いて回遊できるまちづくりを進めてまいります。本年10月には、本市の観光の象徴でありますはんだ山車まつりが開催されます。半田の山車文化とまちの魅力を全国の皆様に知っていただく絶好の機会ととらえております。心のこもったおもてなしにより、全国に半田ファンを増やし、観光振興につなげていきたいと考えております。

 続きまして、要旨9点目の環境問題についてお答えをいたします。

 議会を始め、市民の皆様の御理解と御協力により、新たに開始したプラスチック製容器包装、そしてペットボトルを加えた4分別収集は、予想を上回る量を回収することができ、ごみの減量と資源化が進んでおります。御質問の市民説明会につきましては、今後とも必要に応じ積極的に実施してまいります。また、新たな分別により生じたごみの減量などの行政メリットにつきましては、平成18年度の実績を基に検証を行い、結果を市報やホームページなどで公表するとともに、市民の皆様の御理解を賜りたいと存じます。

 次に、可燃ごみ袋を最近変更したことにつきましては、昨年度に実施いたしましたごみ分別の説明会において、レジ袋のように取っ手をつけてはとの多くの意見をいただきましたので、これに基づき切り込みにミシンを入れることなどを試行いたしましたが、かえって使い勝手がよくないとの御意見が多いことから、今後はミシン目を入れることは見合わせることといたします。さらに、不燃物、プラスチック製容器包装の専用袋につきましては、現在透明な袋、あるいはレジ袋の使用をお願いしており、多くがごみ袋となっておる不要な袋を活用することにもつながることから、現在のところ専用の袋を作成することは考えておりませんので、よろしくお願いをいたします。

 環境問題は地球規模での重要な課題であり、私といたしましても、この美しい地球の環境を守るためにも、今後さらにごみの減量、分別、資源化を図るため、身近なところからリデュース、リユース、リサイクルの3Rを推進し、環境教育に取り組んでまいる所存でありますので、よろしくお願いをいたします。

 次の教育問題については、教育委員会からお願いをいたします。

 要旨11点目の市立半田病院の運営に関しての御質問、1点目の新年度予算における利用者減少の原因は何と分析しているか、また、その分析内容を理解した上、病院経営を論じた方がよいと考えるが、市長の考えはについてお答えをいたします。

 患者様の減少の主な原因につきましては、緊急や重篤な患者様の入院治療を中心とした病院を目指す中で、入院ではここ数年、新規入院の患者様は増加していますが、逆に患者様一人ひとりの入院期間が短くなったことにより、延べ人数での患者数は減少となったと考えております。

 一方、外来においては、薬の長期投薬、高齢者の個人負担の増など医療制度の改正や、また市内での開業医が増えたことなどから減少していると考えております。

 こうしたことは、同規模の公立病院でも同様であると聞いております。また、このほか全国でも言われておりますように、深刻な医師不足があります。半田病院でも例外でなく、内科を中心とした医師不足が患者数の減少の要因にもなっております。こうした患者数の増減は、病院経営を考える上で重要な指標の一つであり、今後ともこうした指標を的確に分析し、病院経営を行ってまいりますので、よろしくお願いをいたします。

 次に、2点目の、金銭的経営の健全化と市民に親しまれ信頼される病院経営の構築とは比例する中で企業経営をしていただきたいが、市長の考えはについてお答えをいたします。

 質の高い医療を提供することが経営の健全化につながるとの理念のもと、病院経営を行っております。こうした中、研修医の育成を始めとした医師の確保、充実や接遇などのサービスの向上、また救命救急センターを中心とした医療の充実、高度な先進医療の取り組みにより、市民に親しまれる質の高い、安全で安心な病院を目指してまいりますので、よろしくお願いをいたします。

 続きまして、市職員に対する市長哲学についてお答えをいたします。

 職員につきましては、公正、公平な全体の奉仕者として自覚を持ち、市民にとって何が必要か、何を優先すべきかを市民感覚の視点に立って物事を見定めることができる職員であることが必要であると考えております。

 なお、私自身といたしましては、沈着冷静で、常に周囲を見ることができる指揮者となるよう、心がけていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

 また、今回の事件について御指摘をいただきましたが、市民の皆様の信頼を裏切ることとなり、心からおわびを申し上げますとともに、今後さらに気を引き締め綱紀粛正に努めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。

 以上で、市民クラブを代表しての堀嵜議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。

◎教育長(沢田祥二君) 要旨10、教育問題についての1点目、大切さ教育についてお答えをいたします。

 平成18年度半田市の教育目標の一つは、「心豊かでたくましく生きる力をはぐくむ教育」としました。そして、「豊かな心を育てるには、他の生命を尊び、心豊かな生活を築く態度を養う」ことと「社会のルールを大切にし、他を思いやる心の育成に努める」、この2本柱を掲げ、それぞれの幼稚園、小・中学校が実践体験を重視した教育に取り組んでおります。

 命を大切にする心をはぐくむ教育に取り組んだ幼稚園では、小動物とかかわることができるように園内環境を見直し、パセリの苗植えやウサギの遊び場づくりを行いました。小動物の飼育を通して命の大切さに気づき、命あるものに思いやりの気持ちを持てる子供の育成に、家庭と地域の連携を図りながら取り組んでおります。

 自分づくり、仲間づくりに取り組んだ学校では、道徳の自作資料を作成したり、ふれあい集会、ふれあいタイム、人や社会、自然と触れ合う体験などを実践したりしてまいりました。体験を通して、自分を大切にする心をはぐくむ自分づくりや、他を思いやり、互いを高め合う仲間づくりの態度を育成する実践に取り組み、成果を上げております。

 金銭教育に取り組んだ学校では、お金をキーワードにして生活や身の回りを見つめ直し、物を大切にする心を育成しております。

 今後も、子供たちみずからが命、心、友達、物などを大切にし、みずからを輝ける存在としていけるよう、家庭、学校、地域がそれぞれの役割を踏まえ、連携しながら、さらに「心豊かでたくましく生きる力をはぐくむ教育」の推進を図ってまいりたいと思います。

 次に、国旗・国歌問題についてであります。

 学校教育における国旗及び国歌に関しましては、学習指導要領により、入学式や卒業式などにおいては、その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに国歌を斉唱するよう指導するものとされており、本市におきましても全小・中学校で入学式、卒業式などの学校式典で国旗の掲揚、国歌の斉唱が粛々と行われております。子供たちに国旗及び国歌について正しい認識を持たせることは、諸外国の国旗・国歌に対しても同様に尊重する態度を養うことにつながります。国際化がますます進む、この21世紀を生きる子供たちに、国際人として自国や他国を愛する心、平和を願う心を持ってほしいと願っております。国民の祝日には国旗を掲揚し、地域の文化や伝統、祝日の意味、日本の国などについて、それぞれの家庭で子供たちと話し合いながら理解を深めるチャンスにしていただきたいと考えております。

 以上でお答えとさせていただきます。

○議長(杉江義明議員) 堀嵜純一議員の質問を終わります。


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