平成20年9月定例会 9月5日−05号

◆22番(堀嵜純一議員) 議長のお許しをいただきましたので、市長市政報告に対し、数点にわたり御質問いたします。よろしくお願いいたします。

 初めに、災害に対する本市の危機管理について伺います。

 活発な前線と低気圧の影響で、8月28日から29日朝にかけて、東海及び関東地方は記録的な集中豪雨に襲われました。地域によっては1時間に100ミリを超すという恐怖感すら覚えるような雨量を記録いたしました。同日昼ごろには雨は一たん弱まったものの、当知多地方でも雷雨が発生、29日夜には落雷による停電も発生したところもあるようでした。気象庁などによりますと、29日午前0時以降の1時間の雨量は、岡崎市で全国での観測史上7番目の大雨となる146.5ミリを記録したそうであり、同市は一時約14万世帯に避難勧告を出し、県を通じて自衛隊に災害派遣要請をしたことは御周知のことであります。同市では河川がはんらんし、道路は至るところで冠水、結果、2名の高齢者の方が亡くなりました。本市においても、大雨洪水警報が断続的に発令され、一つ間違えば岡崎市の災害が本市にあってもおかしくない気象状況でありました。

 今日の短時間のうちに発生する、俗に言うゲリラ豪雨は、温暖化によりいつ発生してもおかしくない集中豪雨であり、本来異常気象であったものが、今では日常的に起こり得る気象現象であると述べる方もありました。ゲリラ的に発生した豪雨は、さきにも述べましたが、短期的に発生し、未曾有の雨を降らせ、河川のはんらん、道路の冠水などをあっと言う間に起こし、列車すら止める人類が逆らえない大きな自然の脅威の一つであります。だからこそ、この大雨洪水警報が発令されたときには、市役所としても即座に対応できるように警戒態勢を組む必要があると思います。第1非常配備体制から第2、第3次へと警戒度が増すたびに、本庁や指定配備箇所には到達できにくくなるのが水による災害であります。10分、20分の間に大きく状況が変化する災害に、備えあれば憂いなしでありますし、備えを常にの精神で臨んでいただきたいと考えます。

 先日の岡崎に起こった豪雨の際、職員への警戒連絡など半田市においてはどのような警戒態勢をとったのか、結果的に災害が起こらなかったことでよかったとするのか、今一度危機管理意識を再認識するべきと考えますがいかがでしょうか。

 次に、財政、特に景気について市長の見解について伺います。

 市長は市政報告の中で、今の日本国の経済についてバブル崩壊後の長い低迷から戦後最長と言われる景気拡大期を経て、今、新たな転換点を迎えていると表現されました。これは、市長の見る、あるいは感じる今の日本経済や景気を見るときに、好調と見ているのか、不景気と見ているのか、市民生活の現状や生活困窮者の生活救済をするときに、市長の時局をつかむ感性と、即効ある執行権は大きな影響があるものと確信をしております。市長の見解をお聞きいたします。

 また、引用されました「この地球は祖先から譲り受けたものでなく、子孫から借りているものである」とのメッセージの意味は、私も理解するものであり、着実にその金字塔へ向けて階段を登っていかなければいけないと思いますが、この年間自殺者が3万人を超える今日、手を差し伸べてくる方々や、無言の方々への施策が大切であると考えております。全国住みよさランキング25位はとても名誉なことでありますが、これに慢心せず、機会がありましたら市民に対し施策ごとの満足度アンケートをとることを提案いたしますがいかがお考えでしょうか。

 続きまして、順次項目ごとに質問いたします。

 それでは、本市が進めています主な事業と課題について項目ごとに数点質問いたします。

 1点目は、道路整備についてであります。特に交差点改良工事は市内各所に起こっている渋滞緩和に大きな解消効果があると感じております。今後も積極的に予算を投入し、右折レーンの設置を始め、交差点改良事業に取り組んでいただきたいと要望いたしますが、今後の事業予定についてお知らせください。

 2点目の市街地の整備でありますが、昨年も申し上げましたが、知多半田駅前土地区画整理事業にしろ、乙川中部土地区画整理事業にしろ、建物移転パーセントや道路整備率は確かに進捗のバロメーターでありますが、地権者の総意は自分のところがよくなればよいのではなく、いつ区画整理が終了し、面としてどのようにまちを活性化させていくかがその地域に住む皆さんの目標であると思っております。完成年度を明確に上げ、予算措置を講じて事業を推進していただきたいと考えますが、いかが御進捗をされるか重ねてお伺いいたします。

 また、JR武豊線の連続立体交差事業はいかなる状況か、事業主体の愛知県と国交省、特に半田市選出の2名の県会議員や当8区の2名の国会議員の先生との都市計画決定へ向けての完成プログラムはいかがであるか、政党や思想の区別なく早期完了に向けて陳情活動はうまくいっているのか、市長の率直な御意見をお願いいたします。

 次に、観光振興について伺います。

 昨年度に引き続くおもてなし半田キャンペーンは、半田市を知っていただく絶好な事業であると考え、これは半田市民の立場からいっても自分の住むまちを見直し、ますますふるさとに愛着を感ずることのできる事業であり、さらに関係団体と連携して進めていただきたいと思います。特に、本年5月1日に指定されました知多地域では初の景観行政団体となりましたが、半田の守り続けてきた景観の継続や形成を構築していくためには、時には大きな予算の執行が必要と考えます。市民団体が管理保全をしている半六邸の支援や蔵の景観を保全するためにどのような施策を考えているかお聞きいたします。

 次に、安心・安全なまちづくりについて伺います。

 去る8月31日に起こった半田市での震度2の地震に恐怖感を感じた方は多くみえたと思います。本年5月の中国・四川省の大地震、6月の岩手・宮城内陸地震などの大規模地震が続いている中、いつ起こるかわからない東海地震等に対して、常時備えているのははかり知れない不安であります。市内では多くの自治区において自主防災会が発足し、さらには町内会単位においてもその自主防災活動が及ぼうとしております。各地域における地震を中心とした災害への啓発活動はもとより、災害後の高齢者家庭や障害者支援などは、地域に住む私たちの一人ひとりの意識と初期活動が大きく人命を救出する原動力になると信じてやみません。これは、市長も言われますように、地域の防災、防犯意識が向上すればするほど、また結束すればするほど、いざ地震や風水害、火災だけでなく、増加する犯罪件数を減らす大きな力になることと思います。半田市としては、末端の防災組織の立ち上げについて、いかなる支援策をもって取り組んでいくかお尋ねいたします。

 次に、新庁舎の建設について伺います。

 このことにつきましては、今議会での一般質問でも取り上げられましたが、議員の中にも、また市民の中にも、建設手法や時期、場所に対していろいろな意見があることを市長はまず認識していただきたいと思います。市民アンケートの結果を取りまとめ、市民や議会の御意見を聞き、財源確保に努め、できるだけ早い時期に整備したいと述べられてみえますが、既に諸条件にわたり決定的な答弁であったと感じております。建設上限額を始め、PFI方式、15年返済、年間2億円の返済額など、この新庁舎建設に関しましては、市長の政治的決断がすべてを決定することと考えております。市長の新庁舎に対する政策的、政治的なお考えを初めにお聞きいたします。

 以前、ある議員は、新庁舎を地震から市長や職員の身を守るシェルターと言われた方がありましたが、私は体育館を含む学校関係施設も多くの子どもたちや、有事においては避難市民の生命を守る立派なシェルターであり、早期に完成させる必要があることを力説する一人であります。市長の言う新庁舎の重要性は、並行して学校の校舎、体育館、または雁宿小学校の人工校庭などの耐震または建てかえの重要性とあわせて検討しなければなりませんし、そうでなければPTAや保護者の皆さんの理解を得ることはできません。新庁舎の地震に対する弱さはさきにも議論されていますが、この際、耐震未施行の校舎、体育館、校庭などの耐震係数をお知らせいただき、各施設は震度幾つでどのような被災を受けるのか、データの分析結果と認識をお知らせください。

 私は個人的には学校施設が先でしょうという気持ちを持っておりますが、市長も是非御同意いただきたいと思います。万が一、子どもたちの人命や人身に事故があるときは、どなたが責任をおとりになるのでしょうか。前倒しという抽象的な表現の中では、学校施設の安心は得られません。重ねてお聞きいたしますが、小・中学校の体育館、校庭の耐震施行年度を政治的決断をもってお示しいただきますよう、御決断をお聞きいたします。

 次に、知多南部地域広域ごみ処理施設の建設について伺います。

 地球の温暖化対策事業として、自治体の焼却炉のブロック化による統合が推進され、当地区におきましても知多半島内が2ブロックに分けられ、ごみ焼却炉の建てかえが進められています。しかし、依然、この施設に対しての住民不安があり、ごみは私たちが各家庭から毎日排出するものの、見えないところで、また、遠方で処理してほしいとか、ダイオキシンが発生しないだろうかという、そういった心配、それが一般的な市民であると思います。そんな計画が半田クリーンセンター敷地内で計画されておりますが、ブロック会議の状況や今の進捗状況について初めにお伺いいたします。また、事業主体となる一部事務組合の設立や構成市町2市3町での合意内容について、当初より遅れや意見の不一致を感じておりますが、以前の合意内容と比べてどこが合意できていないのか、また、協議課題は何かをお聞きいたします。また、8月に近隣住民への説明会が行われましたが、どのような意見が出されのか、また、当半田市議会の意見を聞く時期や審議をするグラウンドをどこにするのかお聞きいたします。

 また、本旨から少し離れますが、本市の生活環境の保全に関する施策の1つとして行われようとしておりますレジ袋の有料化施策につきましては、どのような効果があるとお考えか、事業者や市民の皆様の御意見があれば是非お聞きいたしたいと考えます。

 次に、半田病院について伺います。

 公立病院としての半田病院は、地域医療の確保のため、重要な医療拠点であり、そのために赤字部門を切り捨てることもできず、病院の経営環境は極めて厳しい状況にあることは理解しなければならないと感じております。しかし反面、半田病院の健全経営は、あくまでも追求するものであり、今後の半田病院改革プランを私としては大きく期待するものであります。半田病院は、古くは市民病院として市民に親しまれましたが、今では第三次救急医療病院として特に知多半島南部や碧海地区の高度医療の拠点となりましたが、私は、あくまで市民に親しまれる半田病院であってほしいと思っております。風邪で半田病院に診察を受けたある患者さんの話ですが、ドクターから「次からは地域の診療所へ行きなさい」と言われたそうであります。患者さんは「私は昔から半田病院に市民病院に来ているんです」と憤慨していました。市長はこの事例と親しまれる病院運営と見るとき、どのように思われますか、率直な御意見をお願いいたします。

 また、赤字解消策として抜本的あるいは市民に協力を求めたいとすることがあればこの際是非お聞きいたします。

 最後に平成19年度決算中、特に12億8,000万円の平成20年度への繰り越しについて伺います。

 これは、今定例会で所管委員会別に決算審議されますので、多くは伺いませんが、19年度に予定されました各計画された事業は取りやめることなく行われたのか、また、市民及び自治区から出されている住民要望は満たされているか、主な不用額の発生原因は何かをお聞きいたします。各部署では予算がないとか、財政当局の理解が得られないとかの話はよくお聞きすることがありますが、この12億円をどのように市民に還元していくのか、また、予算化していくかをお聞きいたしまして、市長市政報告に対する一般質問を終わります。ありがとうございました。

          (拍手・降壇)

◎市長(榊原伊三君) それでは、堀嵜純一議員の御質問にお答えをいたします。

 初めに、要旨1の岡崎市などに大きな被害をもたらした集中豪雨についてでありますが、今回の大雨での警戒態勢は半田市災害対策本部の事務局職員及び建設部等の職員が9名で配置についておりました。半田市では昭和49年、51年の大雨や、その後の東海豪雨での大きな被害を受けました。これらの苦い経験を踏まえて、全庁的な即応体制をとっており、今回の場合も必要に応じ、非常配備の拡大ができる態勢等をとっておりました。幸い、今回の大雨では被害はございませんでしたが、昨今のゲリラ的豪雨は我々の想像をはるかに上回る被害をもたらすことがあり、半田市におきましても大雨災害がいつ起こるかわからないことは十分認識をいたしております。先般の幹部会議におきましても、私からこれを契機に職員にはなお一層危機管理意識を持つよう指示したところであります。安心・安全なまちづくりは、我々行政の大きな役割でありますので、今後も防災対策の充実に努めてまいります。

 次に、景気判断を好調と見るのか、不景気と見るのか、見解を問うについてお答えをいたします。

 今の日本経済や景気はバブル崩壊後の景気の低迷から抜け出した後の景気拡大期を経て、原油価格の高騰などの要因によって、企業収益に陰りが出始め、景気の現状は厳しいと判断しており、本市の今後の税収への影響を懸念すべき状況にあると考えております。本市といたしましては、将来世代への負担の先送りをせず、課題を一つ一つ解決し、依然厳しい財政状況にあるという認識のもと、現行の市民サービスを維持する中、今後も引き続き歳入の確保、歳出削減に努めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。

 続きまして、施策ごとの市民満足度アンケートについてお答えをいたします。

 本市は現在第6次総合計画の策定に向け準備に取りかかっており、本年度は第5次総合計画の検証、都市間比較調査、現況調査などの基礎調査を行います。次期総合計画の策定に当たり、最も大切な視点の1つは、市民ニーズを的確にとらえ、計画に反映させることであります。施策ごとの市民満足度アンケートにつきましては、平成21年度早々に実施する予定であり、その結果を第6次総合計画の策定に役立ててまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

 次いで、交差点改良につきましては、平成14年3月議会の決議を受け、平成19年度までに衣浦大橋西の交差点を始め18か所を整備してまいりました。現在、事業中の交差点は亀崎一丁目始め8か所でございます。今後につきましては、用地買収が必要となる箇所もございますが、引き続き整備に努めてまいります。

 次いで、区画整理事業の完成年度についてお答えをいたします。

 初めに、知多半田駅前土地区画整理事業の完成は、現在の計画では平成21年度といたしておりますが、残念ながら建物移転等の問題もあり、換地処分の期間も含め、平成24年度の完了を予定いたしております。

 次に、乙川中部区画整理事業の完成年度は平成28年度完成予定を目指し、鋭意事業を進めているところであり、今後も引き続き早期完成に向け努力をいたしてまいります。

 次いで、JR武豊線連続立体交差事業の見通しはどうかについてお答えをいたします。

 さきの市政報告でも述べさせていただきましたが、JR武豊線の連続立体交差化事業は、現在、事業主体となる愛知県とともに国、鉄道事業者と鋭意協議を進めており、早期の都市計画決定を目指しております。また、この事業においては、お二人の県議にも事業内容に御理解と御協力をいただいており、地元の国会議員お二人にも直接国に働きかけていただくなど、御支援を得ておりますので、よろしくお願いをいたします。

 続きまして、観光振興についてお答えをいたします。

 半田おもてなしキャンペーンによって、知多半田駅の乗降客や市内主要観光施設の入場者数など、最近観光客の増加が目に見える効果としてあらわれてきております。今後も半田市観光協会を始め、関係団体等の連携による半田おもてなしキャンペーンを活用し、さらに観光振興に努めてまいります。

 次に、特に、景観行政団体となり、半六邸など蔵の景観保全にどのような施策を考えているかについてお答えをいたします。

 半六邸や醸造蔵がある半田運河、蔵の街エリアにつきましては、景観重点整備地区であり、次世代に引き継ぐべき景観であるとともに、観光振興における重要なエリアであります。歴史的な建造物所有者と協議しながら、国の補助、支援制度などを活用する中、景観の保全に努めてまいります。

 次に、安心・安全なまちづくりについての1点目、町内会など末端組織での防災組織を立ち上げる場合の支援策についてお答えをいたします。

 半田市では、すべての自治区において自主防災会が立ち上げられております。防災訓練を中心とした活動が展開をされております。町内会での防災組織の立ち上げは、自主防災会の組織強化を図るためにも大切なことでありますので、半田市といたしましても先進的な活動事例等を紹介するとともに、防災訓練への協力や防災リーダーの派遣などの支援を行ってまいりたいと考えております。

 次に、2点目の新庁舎建設に対する政策的、政治的な考えについてお答えをいたします。

 市庁舎は市民生活にかかわる多くの機能、重要な情報が存在する施設であり、また、防災、災害復興拠点となる施設でもあることから、事業方式等議員の皆さん方、市民の皆様の御理解のもと、できるだけ早い時期に整備したいと考えておりますが、御指摘のように将来を担う多くの子どもたちの安全を確保するためにも、小・中学校の耐震校舎について、前倒しを含め優先的に進めてまいりたいと考えております。

 次に、学校施設でありますが、耐震工事を予定いたしております11校の校舎10棟、体育館5棟の構造耐震指標であるIs値は0.25から0.69までとなっており、大半の施設が震度6強以上の大規模地震で倒壊の危険性があるとされております。また、雁宿小学校の校庭につきましても、同様の大規模地震で人工地盤の倒壊のおそれがあるとの診断が出ております。校舎、体育館、校庭の耐震化を完了するには,今後30億円近い財政負担が必要であり、平成27年度までをめどといたしておりましたが、耐震化は緊急かつ最優先の課題と認識しており、1年でも早くすべての学校施設の耐震化を完了したいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いをいたします。

 次に、環境行政についての1点目、知多南部広域ごみ処理施設の建設についてお答えをいたします。

 知多南部地域広域ごみ処理施設の建設につきましては、現在、構成市町で建設事務等を行う一部事務組合の設立を平成21年4月を目標に協議を進めております。基本的な合意内容に変更はありませんが、組合規約などの細部についての協議に入っており、例えば、経費の負担割合などの部分においてまだ合意に至っておりません。なお、8月に開催いたしました地元説明会では、運搬車両の運行経路、適切な情報提供などについての御意見をいただきました。また、これからは、市議会全員協議会に御報告の上、12月議会にて御審議をいただきたいと思っております。

 次に、2点目のレジ袋有料化についてお答えをいたします。

 レジ袋の有料化は、地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの発生抑制と、ごみの減量に有効な施策であり、平成21年4月から実施に向け推進しているところであります。既に独自に有料化を開始している店舗もあり、大きなトラブルもなく、それらでは、持参率は90%近いとお聞きをいたしております。本市といたしましても今後も事業者の皆さんに参加をお願いし、目標とした来年4月の開始を前倒しして実施できるよう努力をしてまいります。

 次に、半田病院についての御質問のうち、1点目、いつも半田病院にかかっている市民が、風邪は地域の診療所へ行くように言われた事例についての意見はについてお答えをいたします。急性期の入院を要する等、重篤な患者様は半田病院で診療をお受けいただき、軽症または安定期を迎えた患者様は地域の診療所へ紹介する地域との医療連携は病院の方針であり、また、国の医療政策でも推奨されております。患者様を思っての医師の発言であったかと思われますが、うまく説明ができず、嫌な思いをさせたことは反省すべき点であります。なお一層の接遇の向上を徹底していきたいと考えております。

 次に、赤字解消策としての抜本策と、市民に協力を求めたいことはとの御質問に対し併せお答えをいたします。市民に親しまれ、そして地域の医療機関から信頼されそして患者様を紹介いただき、多くの患者様が半田病院にかかっていただくことで、経営の健全化ひいては累積赤字解消となります。市民の皆様方に御協力をいただきたいのは、地域のかかりつけ医では手に負えないような病気やけがの場合に、半田病院を大いに利用していただきたいということ。また、救命救急センターにあっては、市民の皆様の生命を守るため、高い志を持って、深夜であっても緊張を絶やすことなく医療に従事している医師を始めとする医療従事者のこともお考えをいただき、安易な救命救急センターへの診療は控えていただきたいということでありますので、市民の皆様にも御協力をいただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。

 続きまして、19年度の決算について、繰越金についての御質問にお答えをさせていただきます。

 まず1点目の各計画された事業は取りやめることなく行われたかという御質問でございますが、1点、日本脳炎の予防接種が副作用のおそれから2005年以降中断されており、再開が期待されておりましたので、予算計上してあったわけでありますが、開発の遅れにより再開されませんでしたので、執行されておりません。そのほかの予算はおおむね予算どおり執行できたものと認識をいたしております。また、住民要望は満たされたかということでございますが、最大限、市民の皆様の声をお聞きしながら、財政運営を行っており、すべてではございませんが、おおむね住民要望は実現できたと考えております。今後もさらに重要性、緊急性を的確に判断し、事業を実施してまいります。

 次に、主な不用額の原因は何かということでございますが、歳出については大きなものでは、先ほど申し上げました日本脳炎の予防接種のほか、知多半田駅前土地区画整理事業特別会計、下水道事業特別会計などへの特別会計への繰出金の不用額が出たことによるもの、歳入につきましては、予算を上回る税収の伸び、特に、個人市民税所得割や法人市民税所得割の伸びが大きかったことが主な原因と分析をいたしております。

 最後に、この繰越金をどのように予算化するかとの御質問についてでございますが、将来世代への財政負担を先送りしないため、新庁舎建設基金や財政調整基金への積立金のほか、地方債の発行をできるだけ抑制するための財源に充ててまいりたいと、現時点では考えており、併せ、緊急を要する小・中学校の耐震工事の繰り上げ実施も行ってまいりますので、よろしくお願いをいたします。

 以上で、堀嵜議員の質問に対する答弁とさせていただきます。

○議長(榊原正幸議員) 堀嵜純一議員の質問を終わります。


カテゴリー: 議会報告

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