平成21年3月定例会 3月10日ー02号

◆22番(堀嵜純一議員) 議長のお許しをいただきましたので、創政クラブを代表して平成21年度予算の基本方針と大綱について質問いたします。
 さきの中日新聞では、本3月定例会に諮られました平成21年度予算を骨格予算と表現をしておりました。骨格予算とは御存じのとおり、首長の改選を目前に控えている場合等において、1年間の行政活動をすべてにわたって予算計上することが困難、あるいは適当でないと判断をした場合、新規の施策等を見送り、また政策的経費を極力抑え、義務的経費を中心に編成された予算を言うとありました。事実、今般の予算案も重要な施策7項目にわたり、留保する事業として棚上げされました。この7項目につきましては、注釈として、新しい市長の判断を仰ぐ必要があるとして、その予算が全額留保されました。
 過去の漂泊の俳人、種田山頭火が晩年こんな一句を詠んでおります。「塔を目当てに真っすぐ参る」、四国のお遍路道で遠くに見える五重の塔を目指して破れた衣をなびかせて、すたすた足を運んだ姿が目に浮かびます。私は今回、代表質問をするに当たり、この7項目はこの8年間にわたる榊原伊三市長にとって何であったのか不思議でなりません。この留保された7施策は当然幹部会決定されたものと承知いたしておりましたし、半田市が市民や議員とともに掲げ、目標とした金字塔であり、その事業であったと思っております。私は、市長が議会に説明もなく、一方的に留保した意味をいまだにはかり知れておりません。当然これら留保事業は市長、副市長を含む幹部会において事業の推進を決定されていたものではないでしょうか。
 JR高架問題におきましても、調査事業の継続が必要であるとして、事業の継続性を調査費として諮ってまいりましたし、七本木池公園構想も市民ホール跡地の売却に伴う代替事業として当局から提案された事業であります。サイン計画推進事業におきましても、観光立国構想の延長線上にある知多半島を1つの観光エリアと考えた知多半島観光圏構想に逆行する感じさえいたします。また、半田北部グラウンド整備事業につきましても、副市長より各派別に説明を受けた内容と大きく変更と後退があるとしか受け取れません。なぜ重要施策について変更の説明がなされないのでしょうか。これらの事業を普遍的に実施、推進していくのが市政のあり方ではないでしょうか。市長、また副市長が今まで市民に説明してきたこととの整合をどのように説明されるのか、御質問いたします。
 市長は今期限りで勇退を表明されましたが、みずから提案をしたこれらの事業を任期最後の1日まで努力し、軌道に乗せるのが市長の最後の為政権限と義務だと思いますが、いかがでしょうか。
 日本は今、100年に一度と言われております金融危機の影響を受け、多くの産業が瀕死の影響を受けております。この100年に一度という言葉は、この世界同時金融危機をグリーンスパンアメリカ連邦準備理事会FRB前議長が、100年に一度の津波と言ったことから表現されたようでありますが、半田市内においても同様であります。あるトヨタ関連の部品製造企業では8割の減産となり、2割の生産により何とか資産を減らしてでも従業員の生活を守っていきたいと話されておりましたし、ある酪農経営者は、法律の改正に従い設備投資をしたものの、乳価に反映されず苦しいと現在の胸のうちを語ってみえました。まだまだほかにもある半田市内の事業所経営者の声なき声に身につまされる今日であり、サラリーマン家庭においても給料の減収や環境の変化による今後の家庭生活、とりわけ子育てやローン、老後への不安を抱えてみえる御家庭は多くあるものと思います。
 これは、津波に例えられましたように一発ではおさまらず、次から次へとここ数年襲ってくるものと思っております。そんな中、行政としては市民福祉の向上のため絶え間なく市民ニーズにこたえた事業の展開を行い、許す限りの経費の削減を行わなければなりません。さきに述べました事業も含み、この骨格予算に対し1項目ずつ質問いたします。
 初めに、予算の規模に関連をして、職員給与と物品購入の発注について伺います。
 半田市の327億円の一般会計を含む15会計、予算総額732億円のうち10会計が減額予算であります。一般会計だけでも17億8,600万円の減額予算であり、この時期、財政当局が取捨選択に苦悩した状況がうかがえます。これは当分続くと思います。さきに述べましたとおり、市民の多くは未曽有の不況に苦しんでおります。この際、職員の昇給を当分の間停止するか、また切り下げたらいかがでしょうか。近年、余り使われなくなりましたが、国家公務員の給料と比較したラスパイレス指数は、半田市においていかにあるか。給料と各種手当の合計により算出しお答えください。
 先日出されました「週刊現代」に官民の給与格差が掲載されておりました。その中に瀬戸市の職員平均支給額が713万円として特筆され掲載されておりました。もちろん高いのではないかとの論調であります。半田市においては国家公務員、県内他市、民間給料と比較していかにあるか、これに対しどのようなお考えがあるかお答えください。
 また、市が年間を通して購入している物品についても、地元商店の保護、また育成の考えに鑑み、地元優先としたらいかがでしょうか。一定額以下の工事の発注についても同様、地場農産物においては当然と考えますが、市内からは一件の倒産や自殺者も出さないという意気込みをお答えいただきたいと思います。市民の今の苦しみを公務員職員としていかに共有できるか、大きな期待をし、お答えをお願いいたします。既に各派の代表質問が多岐にわたり行われておりますので、私は1部1質問で行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 初めに、企画部よりお願いをいたします。政策判断とパブリックコメントのバランスについてお聞きいたします。
 本市では、現行第5次半田市総合計画が平成22年度末をもって期間満了することに伴い、21年度及び22年度において第6次半田市総合計画を策定することとなっております。当然、新しく選ばれます新しい市長さんの考え方や具体的な施策などがその中に反映されることになると思いますが、そのときの市民ニーズや市民代表機関である議会の考え方をどのようにして把握し、盛り込んでいくかをお聞きいたします。
 福祉や教育の問題、子育て施策や高齢者施策、議会に寄せられている陳情や請願、また、要望などを市民ニーズとするのか、当局としての案を堅持していくのか、パブリックコメントと政策決定とは時として相反することがあると思いますが、いかがでしょうか。これからの多くの施策は当局の決定過程と合わせて、市民団体や議会、とりわけ所管の委員会に一たん意見を求めることなども必要と考えますが、どのようにこの第6次半田市総合計画の策定過程において、当局案とパブリックコメントとのバランスをとっていくかをお聞きいたします。
 また、前段申し上げましたように、留保されました事業のうち、JR高架関連事業、七本木池公園構想、サイン計画推進事業、半田北部グラウンド整備事業等につきまして、市長並びに副市長は市民や議会のニーズをどのように受け止めているかをこの際お伺いいたします。
 次に、総務部関係ですが、市税等収納向上対策事業として、市税等滞納者への行政サービスの制限の拡大についてを伺います。昨年9月に示されました平成19年度末での市税等の滞納総額決算では、総額46億2,800万円とのことでした。初めに伺いますのは、この平成20年度末での予測では、この滞納総額は現年度分を含め幾らになるのか、市民の前にお知らせください。
 市長は新年度より、この市税滞納者に対して各種行政サービスの制限を現行28項目を倍増し、新たに28項目の制限をかけ56事業にわたり制限をかける案を示されております。その内容について、確かに市民の義務として当然とうなずけるものもありますが、特に福祉サービスの提供に関するもののうち、世帯に給付、あるいは交付されている事業に関しては、真にサービスを必要とする個人に対し福祉の後退にならないか懸念するものであります。
 例えば、在宅で寝たきりや認知症の高齢者を介護する家族の方に対して、介護用品を購入できるクーポン券を交付し負担軽減を図るとしたサービスも、新年度より新たに制限がかけられますが、認知症である高齢当事者が納税を果たしていても、その家族が滞納することによりこの規制がかけられる現象が起きてきます。家族とした言葉の解釈はありますが、この制限が介護の放棄や虐待につながらないか心配であります。ほかにも世帯での滞納を被介護当事者に影響し規制をかける内容も多くあり、電話貸与事業などの命のライフラインを寸断するものもあります。
 この制限の拡大を新年度の新しい事業として幹部会決定したときの経過を初めにお知らせください。特に財政当局と福祉担当部局との意見は反するものはなかったのか。市長はこのことについて福祉の後退につながる懸念や不安を感じなかったのか。税金を払ったらサービスを再開しましょうといったような会話が福祉、介護の窓口で聞かれることにならないよう、細心の御賢察が必要と思いますが、いかがでしょうか。
 次に、市民経済部関係です。
 半田市では企画部が所管しています半田クリーンボランティア制度が発足してから早9年が経過いたしました。発足当時の登録者数は2,102名であったものが、今では157団体、8,262名の皆様が登録され、活動しているとの御説明がありました。まだほかにも登録まではと個人で奉仕活動をしてみえる方も多く見えると思いますが、このすそ野の広がりは半田市が全国に自慢をしてもよいことだと思っております。新年度では、社会福祉協議会のボランティアセンターが市民活動センター内に移転され、同両センターの連携がますます図られることと思いますが、企画部所管のボランティア部門も合同して三位一体での1人1ボラのまち半田市を作り上げていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
 ほかにも、病院ボランティアや社会教育部門だけではなく、あらゆる年齢や立場において奉仕、美徳行為は行われております。顕彰制度の充実も要望いたしますが、この事業の推進についてどのようにお考えになるかをお伺いいたします。
 また、同部の新規事業の中で、家庭ごみをごみステーションまで運搬できない高齢者や障がい者世帯に対して、市職員が戸別訪問をして収集する事業が行われます。大変よいことだと思います。この事業も業務としてだけではなく、職員のボランティアとして環境センター職員の枠を超えて方法を考え拡大していくことを望みますが、市長さんはいかがお考えになりますでしょうか。
 次に、福祉部に関係したことをお聞きいたします。
 平成21年4月から、議会からの強い要望もあり、今まで小学校3年生まで無料であった通院費を小学校6年生までに拡大されます。入院費は県の施策でもあり、中学校3年生まで診療費の自己負担額が無料になりますが、特に通院費の小学校6年生までの新年度よりの助成に対する市民ニーズはいかにあるとお考えでしょうか。この拡大は一歩前進であり評価されるべきと考えておりますが、市長は議会の審議過程での要望をどのように把握してみえるのかお聞きいたします。この種の施策こそ市長、副市長の為政権限の特化するべきことと思いますが、いかがでしょうか。通院費を入院費同様中学校卒業まで拡大するお気持ちはありませんか、お聞きいたします。
 次に、建設部に関係したことをお聞きいたします。
 以前の山本博信議員の一般質問でも取り上げられましたが、半田市の道路を含む公有財産の不法占拠、無届け使用されている土地の状況については、多数この悪状況があると思われますが、これは道路管理者並びに一般財産を管理する立場から早急に解消する必要があると考えます。異例的に使用する方がいけないのか、長年にわたりそれを看過し、放置した管理側がいけないのか。責任問題の追及ではなく、市も使用者も応分の負担をして、早急にこの状況の解消に向けて計画と予算を立てていかなければならないと思いますが、市長はこの好ましくない状況についていかがお考えでしょうか。対策について御質問いたします。
 次に、教育部に関係したことをお聞きいたします。
 半田市においては、人としての根っこを育てる学習の教材として、新美南吉は欠かせないものと考えております。その作品のうちより感じ取る人に対する優しさや悲しみ、郷土に対する親しみや郷愁など、子どもたちの成長過程においては大きな影響を与える作品ばかりであり、是非半田市内すべての学校において心を育てる教材としてごんごん取り上げていただきたいと考えております。特に、平成25年の新美南吉生誕100周年に向けては、市内の教育関係者挙げて成功に向けて事業を展開していただきたいと思いますが、どのような事業が展開されるのか、お聞きをいたします。あわせて、さきの代表質問と趣旨は同様でありますが、あいさつごんごん運動を教育の場から半田市民すべてへとすそ野を広げていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
 新美南吉の童話の中にも、「おかあさんたち」と題した童話があります。それは、牛と小鳥のお母さんがもうすぐ生まれてくるおなかの自分の子どもを自慢をして、言い争いになりました。そこにカエルが割って入り、子守歌も知らないでどうして子どもを育てましょうと、皆で子守歌を習ったというお話であります。このあいさつごんごん運動も、大人たちがあいさつもできないのでは子どもたちに教えることはできません。半田市全域に広がっていくことを期待いたします。
 次に、半田病院ですが、知多半島中央部以南や西三河地域の高度医療の拠点病院である半田病院の公立病院としての使命は大きく、誰しもが期待をするところだと思います。それにより赤字部門を切り捨てることもできず、病院の経営環境は極めて厳しい状況にあることは理解をしなければいけないと感じております。しかし、いつのときも公立病院の健全経営は追求され、平成19年12月に総務省が作成をいたしました公立病院改革ガイドラインに基づき、各地方公共団体では平成20年度中に公立病院改革プランを策定の上、病院事業経営の改革に総合的に取り組むよう求められております。半田市立半田病院では第3次医療病院として、経営の効率化に向けどのような具体的な取り組みを求めていくかお聞きいたします。このプランが発表されるときは、是非半田市報において、病院長の言葉で市民に理解と協力を求めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。また、9億円もの一般会計繰入金を政争の具としないよう、市民への説明を是非お願いたします。
 水道企業会計は地味なお仕事ですが、災害対策を含め是非頑張ってやってください。
 最後に、榊原伊三市長個人に伺います。
 長きにわたる公僕生活大変御苦労さまでございました。こうして議場で代表質問に御答弁いただくのも本日で最後になりますが、これからもお体を是非御自愛いただき、第2、第3の人生を謳歌していただきたいと期待をしております。
 最後の質問でありますが、市長をおやめになった後、何をしたいか、どのように暮らしていきたいかお聞きいたします。
 最後に、御家族の皆様の労をねぎらい、創政クラブを代表しての質問を終わります。御清聴ありがとうございました。
          (降壇・拍手)

◎市長(榊原伊三君) 創政クラブを代表しての堀嵜純一議員の御質問にお答えをいたします。
 最初に、留保した事業についてでありますが、平成21年度の予算は本市の普遍的都市像である健康で明るく豊かなまちづくりを実現するため、現在の市民サービスを低下させることなく、市民要望や行政課題に適切にこたえていくことを基本として編成をいたしました。留保いたしました事業につきましては、本市にとって重要施策であると考えておりますが、本市の施策の持続性を配慮しつつ、新規事業であることや政策性と緊急性を考慮した上で、私が6月23日には退任することから、それらを新しいリーダーである新市長の判断にゆだねることとしたものでありますので、よろしくお願いをいたします。
 次に、職員給与の昇給停止または切り下げる考えはないかとの御質問でございますが、半田市の職員の給与プラス諸手当のラスパイレス指数はどれだけか、また国家公務員、市内各市、民間との比較はについてお答えをいたします。
 給料と各種手当を合算した給与額のラスパイレス指数につきましては、比較する資料を持っておりませんので、半田市職員の給与額を国、県、他市と比較して申し上げますと、平成18年度決算値では、職員1人当たりの給与費は本市では648万8,000円、愛知県は812万9,000円、また県内の類似団体3市と近隣の知多4市の平均額は664万3,000円であり、本市は他市の平均を下回る額となっております。また、平成20年度の人事院給与勧告では、国の給与月額は38万7,506円、民間の給与月額は38万7,642円と格差は極めて小さいことから、改定は行われませんでした。本市の給与につきましては、人事院勧告、愛知県及び県内各市の状況を勘案して改定してまいります。
 人件費につきましては、定員の適正化などによる総額の抑制及び給与制度の見直しなどにより縮減に努めているところでありますが、今後の経済情勢、市の財政状況の変化によっては、職員給与額の削減も選択肢として検討しなければならないと考えております。
 続きまして、物品の購入などの発注について地元優先をとの質問でございますが、現行の入札制度におきましては、指名競争入札における市内業社の優先的指名、制限付き一般競争入札における市内優先とする地理的要件の設定と市内業者にかかわる参加基準の緩和措置、総合評価落札方式による地理的条件や防災協定の締結などに対する評価など、地元業者が落札しやすい仕組みづくりに努めております。また、契約実績といたしましても、特に工事契約につきましては平成19年度の市内企業との契約実績は約80%となっております。このことから、地元企業への発注の促進が図られているものと考えております。また同様に、学校給食などの農産物の購入においても、地元優先といたしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
 続きまして、要旨3の総合計画についてお答えをいたします。
 初めに、市民ニーズの把握と計画への反映につきましては、第6次総合計画の策定に向け、4月に実施する市民アンケートは半田市の現状に対する市民意識の基礎的情報となるものであります。これらの結果を基に、市民を中心に構成するまちづくり市民会議で課題などについて論議して提言をまとめ、庁内組織の策定委員会で決定する基本構想、基本計画の素案に盛り込んでいきたいと考えております。
 次に、パブリックコメントと政策決定との調整につきましては、条例により設置いたします半田市総合計画審議会で、基本構想、基本計画の原案を審議し、そこで取りまとめたものに対し、パブリックコメントを求めていきます。寄せられたコメントは再度審議会で盛り込むべきかを議論し、最終的に調整していくことといたしております。また、議会の考えの反映につきましては、この総合計画審議会には第5次総合計画では市議会からも委員に参加をいただいており、第6次総合計画においても同様に考えております。また、計画策定の過程では、委員会や全員協議会で定期的に報告するなどし、議会の意見をお聞きしてまいりたいと考えております。
 続きまして、市税滞納者への行政サービスの制限についてお答えをいたします。
 20年度末の滞納総額でありますが、国民健康保険税を含む市税全体で44億6,000万円を見込んでおります。
 次に、滞納者への行政サービスの制限拡大に至った経緯についてでありますが、関係各課での検討結果を踏まえ、収納向上対策本部で取りまとめ、幹部会で決定したものであります。福祉サービスの制限についてでありますが、行政サービスの制限の検討に当たっては、市民の生命、財産の安全に関して緊急性のある事業は対象外とし、福祉施策につきましては、福祉の後退にならないよう分納誓約によりサービスを受けることができるよう配意いたしております。この制度は税の公平性の保持、自主財源の確保、滞納の抑止と納税折衝機会の拡大のために実施するものでありますので、よろしくお願いをいたします。
 次に、市民協働のまちづくりについてお答えをいたします。
 市民協働の推進と体制整備でありますが、市民協働を推進するためには、市民の皆さんの意識を高めるとともに、行政職員の意識啓発が必要であります。それぞれの分野で積極的に市民と協働を進めていくことが重要であると考えています。今後もボランティアや市民活動に関する情報の一元化を図るとともに、市民、各種団体、企業、行政とそれぞれの連携を推進するコーディネーター役としての機能を高めていきたいと考えております。社会福祉協議会との連携を始め、行政内部の情報の共有化を図るなど、体制の整備に努めてまいります。
 次に、協働のまちづくりについて活動団体の顕彰制度を考えてはどうかとのお尋ねでありますが、これまでにも市政記念式典の一般表彰において、ボランティア活動に功績顕著な団体などを表彰してきており、昨年は亀崎海浜をきれいにする会様を表彰させていただきました。また、市民憲章実践協議会や社会奉仕団体でもボランティア活動に対し顕彰をしていただいており、半田市としても積極的に推薦してまいりたいと考えております。
 次に、家庭ごみの高齢者等訪問収集に職員のボランティア活動を導入する考えはないかとのお尋ねでございますが、高齢者や障がい者の方に対するごみ出しの支援につきましては、確実、かつ継続的に実施する必要があり、そのためにはボランティアという形ではなく、行政がきちんと対応する必要があると判断しております。したがいまして、現時点で職員のボランティア活動による実施は考えておりませんので、よろしくお願いをいたします。
 次に、子ども医療費助成についてお答えをいたします。
 さきの山内議員の御質問にもお答えいたしましたように、平成21年度から小学校6年生までの拡大につきましては、市民の皆様方の御要望や平成19年6月議会における中学校卒業までの拡充を求める請願が趣旨採択されたことを受け、財源を確保し、でき得る範囲として実施するものでございます。したがって、子ども医療費助成のさらなる拡大につきましては、まずは小学校6年生までの医療費助成制度を持続可能な制度として定着させることが優先であり、その上でその時々の社会情勢や財政状況、優先順位などを見定め、判断すべきであるものと考えております。
 次に、道路水路など公有地の不法占拠、無届け使用について、このような好ましくない状況をどのように考えていますかについてお答えをいたします。
 半田市では、道路や水路、公共施設など多くの土地が民地に接しております。現在、不法占拠、無断使用の状況調査を実施しており、また逆に半田市が民地を侵している例もございます。これらの実態を把握し、使用状況に応じた適正な処理を実施してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いをいたします。
 次に、教育部の事業については教育長先生からお願いをいたします。
 続きまして、病院改革プランについてお答えをいたします。
 1点目の第3次医療病院としての経営の効率化に向けた具体的な取り組みについてはでありますが、特徴的なものを御説明いたします。
 まず、安全で質の高い医療の迅速な提供の環境整備として、患者様の医療情報を集中管理し、医療者の情報共有を可能とする電子カルテを導入いたします。また、電子カルテの会計上のデータを集約分析することで、経営改善にも活用してまいります。
 次に、新しい医療報酬体制である包括医療評価方式、DPCを導入いたします。このDPCとは、入院において、病名により手術、投薬、処置等を包括して診療費用を明示し、患者様に分かりやすくするもので、病院としては医療の質を維持しつつ効率的な治療が必要となります。そのほか、高度な医療機器として64列CT装置や放射線治療装置リニアックの効率的活用を行ってまいります。
 2点目の半田市報において病院長の言葉で市民に理解と協力を求めてはどうかとのご提案でございますが、今回の病院改革プランは半田市として、半田病院が継続的かつ安定的に医療提供ができるよう策定したものでありますので、発表時においては半田市として発表させていただきます。今後、プランに沿っての半田病院の役割や運営方針については、さまざまな機会をとらえ、病院長も市民の皆様及び患者様に御理解と御協力を求めていくことは当然のことと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
 最後に、私は今後どのように過ごされるかとのお尋ねであります。私の市長としての2期8年に対する慰労のお言葉をいただき、本当にありがとうございます。私は6月23日の任期いっぱいまで最善を尽くすことしか念頭になく、退任後について思い至らない状況でありますが、退任後は、例えばでありますが、一市民として半田市政の発展を見守っていきたいと考えております。
 以上で私の答弁とさせていただきます。

◎教育長(石黒義朗君) 要旨8、教育部の事業について私からお答えをいたします。
 半田の自然や風土、親子の触れ合いや人と動物との触れ合いなどを感性豊かに表現し、人間としての生き方を考えさせてくれる郷土の作家、新美南吉の作品に触れることは、子どもたちの感性や豊かな心を育てる上で価値のある学習になると考えております。南吉文学をより広く深く知るため、新美南吉記念館の職員を学校に派遣する南吉出前授業を本年度より実施しているところでございます。また、来年度は各小学校で南吉童話の大型紙芝居を作成することや、南吉記念館や岩滑小学校と他の学校とをテレビ会議システムで結んで授業を行うことができるようにいたします。
 新美南吉生誕100年に向けましては、昨年から新美南吉生誕100年記念事業検討委員会を立ち上げ、事業内容の検討を進めているところでございます。今後、その委員会に学校代表者も加わっていただき、互いに連携をとりながら半田市に住んでよかった、半田市の学校で学んでよかったと思える南吉のふるさととしてふさわしい事業を行えるように、準備してまいりたいと考えております。
 あいさつ運動につきましては、引き続き半田市の教育目標に掲げ、積極的に進めてまいりたいと思います。来年度募集し採用した歌詞に曲をつけたあいさつソングを作成、CD化し、小学校、幼稚園、保育園の行事等で利用することにより、保護者、地域の方にもあいさつごんごん運動をより知っていただき、また関係団体とも協力しながら、人と人とのつながりの基本でありますあいさつが一層広がっていくよう努めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。
 以上で私からの答弁とさせていただきます。

○議長(榊原正幸議員) 堀嵜純一議員の質問を終わります。