平成19年9月定例会 9月7日ー04号

◆22番(堀嵜純一議員) 議長のお許しをいただきましたので、一部さきの質問者と重複いたしますが、市政の概要と当面する諸課題について、市長市政報告に対し、御質問いたします。
 再度の質問ができないルールでありますので、具体的で分かりやすい御答弁をお願いいたします。
 初めに、市長が前段述べられました人口増加を前提としたこれまでの諸制度を根本から見直し、人口減少という現実に対応したものに変えていかなければなりません。年齢や性別にかかわらず、働く意欲を持つ人々が働く機会を得て、より多くの価値を生み出せるような環境を作らなければならないとのことについて、私も今日の社会情勢を見ると同感であります。このことに関しまして質問いたしますが、人口の減少に対応したものに変えていこうとするとき、行政並びに市役所につきまして、その構造のどこにメスを入れていくのかを初めにお尋ねいたします。
 次に、意欲を持つ人々が働く機会を得て、より多くの価値を生み出せるような環境を作るために、主要施策としてどのようなことを展開をしていくのかをお聞きいたします。このことは、今の少子高齢社会に対応するために、市役所が変わらなければならない進歩的な考え方として、具現的な施策を含めてお答えをお願いいたします。
 次に、半田市の財政状況と今後予想される大型事業との関係についてお聞きいたします。
 さきの一般質問でも中川議員や中村議員が当局側の考え方をお聞きしていますが、私も同様に感ずるところがございました。半田市の借金については、多くの市民から不安や御心配の御指摘が私たちにも寄せられていますが、市長の言う歳出抑制を徹底して行うことにより、できる限り債務を減らす、このことについては当然のことであります。しかし、今後予想される大型事業であるJR高架及び関連事業280億円、新庁舎建設事業50億円、ごみ処理広域施設建設事業75億円などが同時進行により行われようとしております。借金を減らすことと、これら大型事業の実施においての整合性をどのように図っていくのか。また、予想される大地震や財政的弾力を蓄積する財政調整基金への積み立てや団塊の世代の退職職員への退職金の積み立てなどの基金の充実や、これからの市政運営上、公債費とともに注目しなければならないのが扶助費の充実など、普通建設費と扶助費とのバランスと、市長として今一番半田市として必要な大型事業は何かの優先順位を決めて、順次実施されたらいかがでしょうか。余裕ある財政運営を望むものでありますが、いかがお考えでしょうか。
 また、本年度実質公債費比率が20.2%と県内で最も高いことが挙げられております。このことは、起債に当たって愛知県知事の許可が必要と考えますが、このような大型事業の実施に当たって、県の見解と指導はいかにあるかお答えください。
 次に、事業の完成予測についてお聞きいたします。
 この件については、これほど官と民との意識の乖離していることはないと感じます。どの事業においても、事業期間が長引けば長引くほど市民生活への影響と不安は増すばかりですが、民間事業であれば、完成年度を明確に公表すれば、若干のおくれがあるものの、大きくずれることはないと考えております。しかし、公共事業においては、そのおくれが示されずに、突然事業計画の変更が発表されるようでありますが、予測が立った時点での説明が必要かと思います。お聞きいたしますのは、平成22年度の完成を目指している県道半田常滑線、また名鉄青山駅周辺地区の国道247号線踏切除去事業は、予定どおり平成22年度に完成するのでしょうか。また、乙川中部土地区画整理事業は、整備が急ピッチで進んでいることを強調されましたが、完成予定年度はいつか、また今年度中に中午日東2号線が完成予定と報告されておりますが、完成すると、今でも多い環状線の交通量がさらに多くなり、区画整理事業地内の交通事故の増加が懸念されます。環状線の早期整備計画についての進捗をお知らせください。
 次に、観光振興について伺います。
 国土交通省が、運河を核とした魅力ある地域づくりの取り組みを支援する運河の魅力再発見プロジェクトに半田運河が認定されましたことは、大きく期待するところであり、山車、蔵、南吉の半田の魅力を相乗的に高めていただきたいと考えております。
 また、本年度は、多くの市民が期待に胸を膨らませている第6回はんだ山車まつりが開催される年であり、あと1か月となりました。山車を通して半田の文化、歴史、伝統を全国に発信し、御来場の皆様方に半田の山車文化のすばらしさを十分堪能していただけるものと確信をいたしております。つきましては、半田市として、この山車まつりを一つの弾みとして特区や地域再生などの指定を受け、電線の高度化、また地中化や縦型信号の導入など、地域において上屋も上げて山車が運行できる整備や山車まつり全体を県の指定文化財の指定を受けるなどしたらいかがかと思いますが、いかがでしょうか。
 また、平成21年には、中国において上海万博が予定されておりますが、半田の山車やからくりを中国に持ち込み、日本の文化を世界の方に見ていただくことに対し、行政としても積極的に働きかけていただきたいと思いますが、市長のお考えをお聞きいたします。
 次に、子育て施策について、要望を含めお尋ねいたします。
 端的に申し上げますと、半田市において、早期に中学校卒業までの医療費を無料にすべきと考え、要望するものであります。このことは、将来的にはいずれ必ず実施しなければならない施策と考えますが、直ちにできない理由があればお知らせください。また、段階的に無料とする方法はあると考えますが、大府市、阿久比町に続き、半田市の子育て支援策として、来年度よりの導入を強く要望いたしますが、市長としての決断をお聞きいたします。
 次に、学校環境整備について伺います。
 平成15年度から進めている小・中学校の耐震対策は、小学校5校の校舎耐震が既に実施されており、来年度には、中学校3校と小学校2校の校舎の耐震補強工事の実施が予定されております。耐震の必要性のない学校を合わせると、全体の耐震化率は、本年度の補強工事を含め約80%になるとのことであります。ただし、子供たちの安全を考えたとき、市内すべての教育関係施設の耐震的安全性を早期に確保することが、何を置いても優先されなければなりません。今後の校舎、体育館の安全性の確保の予定年次を明確にお答えいただきたいと存じます。
 次に、半田病院について伺います。
 外来駐車場整備事業や玄関周辺の段差解消や雨天時対策、外来診察待ち番号表示などの設置がされますが、病院利用者の皆さんの利便性やサービスの向上施策におきましては、今後も市民や議会の意見をよく聞いて、必要な施策を実施していただきたいと考えております。
 質問いたしますのは、記憶に新しい奈良県橿原市の妊婦が、11か所の病院で処理中などとして受け入れてもらえず、救急搬送中に救急車の中で死産したニュースが先日報道されました。半田病院においては、平成17年度に救命救急センターを併設し、知多半島医療圏の救急医療の核となっていることと思います。しかしながら、先日お聞きいたしましたら、この救命救急センターを設置してから119番通報による救急搬送を断っているケースが57件あるとのことでした。中には、半田病院が受け入れられずに、知多市民病院まで搬送され、搬送後亡くなった事案があるとのことでありました。理由は、半田病院が電気工事中のことであったそうですが、救命救急センターの宿命として、このようなことがなぜ起こるのか、あってはならないことであり、これでは市民の信頼は得られないことと考えております。管理者として、このことに対しどのように検証され、今後対応されるのか御答弁をお願いいたします。
 また、セントレア開港後、常滑市が世界の玄関となりました。昨日の新聞によりますと、常滑市民病院の改善策として、知多、東海、常滑、半田の各市民病院が一体となった経営を考えているとの記事が載っておりました。そのような計画があるのか、半田病院の専門化、またセンター化についての計画があれば、お答えをいただきたいと存じます。
 最後に、今期を最後に御勇退されます教育長におかれましては、長きにわたり半田市の教育の発展に寄与されましたことに対し、心から敬意と感謝申し上げるものでございます。28日の閉会日には、退任のごあいさつがいただけることと思いますが、この際、半田市の今後の教育はいかにあるべきかをお聞きし、未来を担う半田市の子供たちや教育関係者、また私たちに、先生からの私たちへの送る言葉を是非いただきたいと存じます。
 以上、市長市政報告に対する一般質問を終わりといたします。御清聴ありがとうございました。
     (拍手・降壇)

◎市長(榊原伊三君) それでは、堀嵜議員に対する答弁をさせていただきます。
 1点目の人口減少に対応したものに変えていこうとするとき、行政の構造のどこにメスを入れていくかについてお答えをいたします。
 今日の社会情勢から、この先、人口減少に伴う社会構造の変化により、生産力の低下、税収の影響が予測されます。かつての行政指標においては、税収が大きく伸びた時期には、この増収分を行政サービスの向上、公共投資などに積極的に充ててまいりました。その結果、社会基盤整備は進みましたが、反面、財政を圧迫していることも事実であります。そこで、この状況を乗り切っていくため、本市にとって適正な財政規模をきちんと認識し、その器に合った行財政運営を行うことが求められており、これまでとは異なった視点に立ち、行政サービスの質、量の両面から見直しを図っていかなければなりません。具体的には既に多くの事業で実施済みでありますが、行政サービスのうち、民間に任せられる部分は任せ、行政が担う部分を最小限にとどめ、行政のスリム化を通じて歳出の抑制を図っていくことが必要であります。また、このように歳出を抑えるだけでなく、一方で歳入を確保していくことも大きな課題であります。住民の転入促進、企業立地による税源確保のための環境整備などを進め、バランスのとれた魅力のあるまちづくりを進めていくことが必要であると考えております。
 2点目の意欲を持つ人々が働く機会を得て、より多くの価値を生み出せるような環境を作るために、施策としてどのようなことを展開していくかについてお答えをいたします。
 人口が減少に向かう流れの中で、働く意欲を持つ人々の活用は、必要不可欠であります。この点から子育て支援は、重要な施策であると認識をいたしております。子育て総合支援センターの事業、幼保一体化事業などさまざまな支援事業の一層の推進により、子育てをしながら働く若い親御さんにとって、暮らしやすく働きやすい環境を整えてまいります。また、定年退職を迎えたものの、まだまだ現役で十分に活躍できる団塊の世代を始めとする高齢者の皆さん方の活力や、その方々の持つ知識、経験、技術などを貴重な資産としてとらえ、これらを生かして地域の活性化、市民協働のまちづくりにつなげていくことも重要であると考えております。このほかにも現在行政の担っている業務のうち、市民が中心となって取り組むことで、さらなる効果の期待できるものをNPO法人などに委託して、これまでとは違った新しい価値を生み出していきたいと考えております。
 幾つかの例を挙げましたが、少子高齢化において、半田市が今後も活気あるまちであり続けるために、さまざまな施策において、これまでにない新しい魅力、価値を追求し、市民にとって住みごたえのあるまちづくりを進めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。
 3点目の余裕のある財政運営を望むが、考えはについてお答えをいたします。
 私自身も余裕のある財政運営をしたいと熱望をいたしております。現実には、余裕のある財政運営とはなかなかまいりませんが、質問者も述べられておりますように、積み立てられるときに財政調整基金に積み立てるなど、将来を展望した計画的な財政運営に心がけ、財政需要の平準化を図るとともに、財源確保に努めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。
 次に、起債に当たり、愛知県知事の許可が必要と考えるが、このような大型事業を実施するに当たって、県の見解と指導はいかにあるかでありますが、許可団体となった場合に策定が必要な公債費負担適正化計画を平成18年に愛知県に提出いたしております。18年度決算の実質公債費比率は20.2%ですが、この比率が18%から25%未満であれば、公債費負担適正化計画の内容が適正で、その実施が着実に行われている場合は、協議側の同意基準と同様の内容によって許可されるとされておりますので、よろしくお願いをいたします。
 次に、4点目の事業の完成予測についての1点目、県道半田常滑線、また名鉄青山駅周辺地区の国道247号踏切除却事業は、予定どおり、平成22年度までに完成するのかについてお答えをいたします。
 県道半田常滑線は、東郷町交差点から臨港道路武豊線までの間、延長1.7キロメートルを愛知県施行により既に進められております。このうち東郷町交差点から昭和橋の区間は、現在4車線化工事が進められており、昭和橋から東の区間につきましては、本年度は引き続き用地取得の進捗を図り、JR武豊線をまたぐ橋梁の下部工にも着手するとのことであります。また、国道247号踏切除却事業では、難航しておりました仮線用地の確保ができたことにより、本年度から仮線工事に着手し、鋭意事業の進捗を図るとのことであり、両事業とも平成22年度の完成を目指して事業が進められているとのことであります。これらは、本年6月に発表された神田知事のマニフェストの工程表、ロードマップ208にも、この県道半田常滑線は、平成22年度供用開始予定路線として記載されて、愛知県においても平成22年度の完成を目指し、事業促進に全力を挙げて取り組んでいただいているものと確信をいたしております。
 次に、4点目の乙川中部土地区画整理事業につきましては、平成21年度の完成を目指し、最大限努力をいたしておるところでありますが、現在の進捗状況からいたしますと、事業期間の延長が必要であると考え、見直し作業を実施しているところであります。また、環状線につきましては、区域内延長1.5キロメートルで暫定2車線の整備を交通安全対策と併せ進めており、現在までに豊年橋東側のファミリーマート付近からJR武豊線北側道路までの約1キロメートルの区間において、供用開始をいたしております。今後は、JR武豊線以北の整備についてめどが立った時点で、立体交差等4車線化の整備について着手してまいりますので、よろしくお願いをいたします。
 続きまして、5点目、観光振興についてお答えをいたします。
 御質問にもありましたように、第6回はんだ山車まつりまでいよいよあと1か月となりました。山車まつりを通じまして、半田の山車文化、歴史、伝統を御来場の皆さん方に十分堪能していただけるものと確信をいたしております。
 まず、山車まつりの特区や地域再生の姿勢につきましては、はんだ山車まつり保存会や地元の皆さんの御意見を伺う中で、先進事例の調査を行うなど、可能性について研究をしてまいりたいと思います。また、山車まつり全体の県指定につきましては、指定基準や諸条件があり、直ちに指定は困難と考えますが、調査をしてまいります。
 次に、上海万博への山車やからくりの出演につきましては、世界に半田の山車文化をアピールする絶好の機会ではあります。主催者側の意向や費用負担など、クリアすべき多くの課題もございます。出演について具体的なお話があれば、その時点で関係機関や保存会の皆さん方と協議してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
 次に、6点目の子供の医療費無料化についてお答えをいたします。
 県の拡大に合わせ、さらに半田市としても独自に拡充させていく方向で検討をいたしております。どのように実施するにしても、極めて多額の予算を継続して要する事業でありますので、全体を考える中で、どこまで実施できるかをできるだけ早く詰めてまいります。
 続きまして、7点目の学校環境整備についてお答えをいたします。
 小・中学校における校舎、体育館の耐震化の予定につきましては、さきの榊原勝彦議員の一般質問でもお答えいたしておりますが、校舎については、20年度に花園小学校を始め5校で9棟、21年度には岩滑小学校を始め6校で8棟の耐震補強を計画をいたしております。また、体育館につきましては、乙川中部土地区画整理事業に伴い、平成20年度に乙川東小学校の体育館の建てかえを計画いたしております。その結果、21年度終了時点での耐震化率は、おおむね90%となると見込んでおり、これらは半田市の当初計画を大幅に前倒しして実施していくことになっておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
 なお、残りの10%に当たる雁宿小学校を始め3校の校舎3棟及び亀崎中学校を始め5校の体育館の耐震化につきましては、平成22年度以降を見込んでおりますが、具体的な実施時期につきましては、早期に実施できるよう検討してまいりますので、よろしくお願いをいたします。
 続きまして、8点目の市立半田病院についての御質問2点について併せてお答えをさせていただきます。
 まず、救急受け入れについてでありますが、救急搬送の受け入れ可否の連絡が救命救急センターに入った場合、患者の生命措置を第一に考えるため、患者の症状や程度はもちろん、救命救急センターの受け入れ態勢も考慮した上で、受け入れの判断をすることといたしております。御質問者が挙げられました事案につきましては、市立半田病院全体の機能を安定して維持するため、電気設備の点検が行われた日に起きた事案であります。当日は停電を伴う点検となったため、事前に知多中部広域事務組合へは救急搬送に対応できない旨を通知、また知多半島の公立病院を始め、近隣の大型病院等にも救急時の受け入れ依頼を講じております。今後は関係機関とも連携を深め、受け入れ態勢のさらなる整備を図ってまいります。
 なお、平成17年2月の救命救急センター開設時から平成19年8月末までに救命救急センターが受け入れた件数は、1万4,235件でありまして、うち0.4%の57件の受け入れができなかったとのことでありますが、重症患者対応中などで受け入れ態勢がままならず、苦渋の判断によるものであることを御理解いただきたいと思います。
 また、常滑市民病院の経営改善として、知多、東海、半田と常滑の4市民病院が一体となった経営を考えているとの新聞記事についてでありますが、常滑市がどのような市民病院の建設構想を持っておられるのか、現段階では聞いておりませんし、知多半島の公立4病院においての具体的な計画もありません。したがいまして、半田病院の専門化、センター化などの計画もありません。
 ただし、いずれの公立病院においても、医師不足や施設の老朽化等多くの問題を抱え、その経営は非常に厳しいため、現在、病院を設置している自治体だけでなく、知多半田医療圏のすべての自治体が地域住民に効率的かつ効果的な安全で安心な医療が提供できるよう、真剣に考えていかなければならない時期に来ているものと考えております。
 以上で、私からの堀嵜議員の答弁とさせていただきます。

◎教育長(沢田祥二君) 皆さん方に支えていただきながら、7年半もの間教育長を務めさせていただきました。
 それでは、私の教育への思いを述べさせていただきたいと思います。
 不易と流行という言葉がございます。教育の世界は、この言葉のように不易が先で、流行が後だと私は考えております。世の中の変革、つまり流行にも敏感でなければなりませんが、人が人を教え育てるには、親と子、教師と教え子、子供を取り巻く地域のおじさん、おばさんたちとの間に思いやり、信頼感など、心と心のつながりが何より大切であり、変わることのない人間教育の基本だと思っているからです。今、教育の世界にも改革の波が押し寄せてきておりますが、この不易の部分をきちんと今こそ見つめ直すことが大事ではないかと考えております。
 本年4月、他市町から半田市へ赴任された先生と新任の先生方の受け入れ式で、私は、皆さんは、子供たちや保護者から信頼され、尊敬されるような人であってほしい。そのためには自分自身を鍛え、磨き、向上させる努力を怠らないこと。しかし、人間として立派なだけではプロの教師と言えず、人を育てる技術、人に教える技術の習得にも併せて努力してほしいと、激励のあいさつを送りました。
 今、子供たちに生きる力を身につけさせる教育をと言われています。私は、将来自立していける力、そして周りの人と協力し合える社会性、ごく単純化して言えば、この2つを生きる力の源と考えています。また、道徳性や規範意識をもっと育てようとの声も聞かれます。仏教の教えに諸悪莫作、衆善奉行という言葉があります。こういう文字を書くわけですが、これは、以前皆さん方に一度見ていただいたことがあるかもしれませんが、悪いことはするな、よいことはみんなと一緒にどしどしやろうという意味になります。ある小学校を訪れたとき、やりたいけれども、やってはいけないことがあるんだよ、やりたくないけれども、やらねばいけないことがあるんだよという言葉を見つけました。私は、これらのことを折に触れて、特に若い先生たちに話してきましたが、たくましく生きる力を備えた人間、決まりを守り、善悪の判断をわきまえた人間を育てる教育を期待したいと思っております。
 教育長在職中には、さくら小学校の開校、ナラワウィングの竣工、適用指導教室の開設、また亀崎潮干祭の国指定など、思い出に残る出来事も数多くございました。皆さん方の温かいお力添えがあったればこそと深く感謝いたしております。
 以上で、お礼の気持ちを込めたお答えとさせていただきます。

○議長(榊原久美子議員) 堀嵜純一議員の質問を終わります。